番所（ばんどころ）きゅうりを手に入れたらおいしく食べたいですよね。
乗鞍生産者組合の方に教えていただきました。

そのまま生でかぶりつく
味噌をつけてがぶっと食べます。西洋キュウリの3倍の大きさでも瑞々しいので1本丸々頂けます。

浅漬け
塩水を煮立たせて冷ましたところに番所きゅうりをそのまま入れて漬けておきます。食べるときは、大胆に皮にツメで傷をつけ割って食べます。

もちろん包丁できれいに切っても構いません。

福神漬け（適当な名前がわからないので）
しょうゆ、酢、みりんまたは砂糖を混ぜて火にかけます。煮立つ寸前に火を止めます。そこに薄くスライスした番所きゅうりや他の野菜入れます。冷めたらざるに空けて具と汁に分けます。具を再度煮立つ寸前に火を止めて具を入れます。この作業を1日3回、5日間計15回行います。今は研究段階で商品化されていませんが、5回行なったものを食べさせてもらいました。唐辛子やしょうがなどが入りピリ辛でご飯に乗せて食べたくなるほどおいしかったです。

下記3品は、松本市内の調理師の方が考えてくれたレシピを乗鞍生産者組合のおかみさん達にアレンジして作っていただきました。おかみさん達も始めて作る料理でしたがどれもとてもおいしかったです。

瓜とイカのザーサイ炒め
瓜は縞目（縞模様のボツボツしたことろ）を皮むきして、薄く斜め切りにします。塩を振っておいて水気を切ります。ごま油少々でさっと炒めて取り出します。食べやすい大きさに切り湯通ししたイカを残りのごま油で炒め、スライスしてある市販のザーサイと炒めた瓜を加え塩コショウで味を調えます。　元のレシピでは豚肉でしたがイカに変えました。

見た目をより美しくしたい場合は、種をこそぎ落とします。

たたき瓜の中華和え
瓜は麺棒で軽くたたいて適当な大きさに切ります。ハムは8等分に切ります。しょうゆ、酢、砂糖、練カラシ、ごま油で調味油を作り瓜とハムを入れて和えます。

瓜とイカのコチジャン和え
瓜は大き目の乱切りにします。イカは輪切りにして油通しします。コチジャン、レモン汁、しょうゆで調味汁を作り、瓜とイカを入れて和えます。白ゴマを振っていただきます。

乗鞍の郷土食のぶどう葉寿司までご馳走になりました。ぶどう葉寿司についてはまた後日報告します。

当サイト内　信州の伝統野菜「番所きゅうり」　もご覧下さい。

　　【市民記者：チーム食いしん坊　文責：小林】