#マツモト建築芸術祭11 コーヒーラウンジ 紫陽花⑭
2月8日(火)旧開智校舎から南へ移動 昼間の松本城は久しぶり
冬空の下北アルプスが綺麗に見えています。
コーヒーラウンジ 紫陽花⑭
「国宝旧開智学校校舎」の展示と同じ中島崇さんのインスタレーション作品になります。
コーヒーラウンジ 紫陽花
建築年 不明 設計者 不明 施工者 不明
昭和48(1973)年に船乗りだった先代が、停泊した外国での思い出の料理を紹介したいと始めた喫茶店。妻と寄港地の神戸で出会ったことから、神戸市のシンボル「紫陽花」を店名にしたという。松本では当時珍しかったロシアのピロシキや、イタリアのアイスクリームなどを提供し、ハイカラな店として賑わった。店内では定期的に地元の知識人や文化人を招いて、トークイベントやサロンコンサートを行い、松本の文化を牽引する情報発信の場として親しまれてきた。
元々は大正13(1924)年創業の地元の計測器メーカーが本社ビルとして建設したビルで、駐車場だった1階部分を借り、増築して喫茶店にしたのがスタートだという。その後、3度改装している。10年ほど前に建物を譲り受け、屋上から松本城が眼前に見える立地を生かそうと、これからの店の在り方を模索している。(マツモト建築芸術祭公式サイトより)
まつもと百てんプロジェクト協力店の「コーヒーラウンジ紫陽花」松本城公園に1番近い喫茶店です。
中島崇Takashi Nakajima
昭和47(1972)年東京都生まれ。平成6(1994)年、桑沢デザイン研究所写真研究科卒業。平成13(2001)年、ドイツ・ベルリンに拠点を置く。平成26(2014)年と28(2016)年に摘水軒記念文化振興財団の助成を受ける。現在は東京在住。
主な個展に、 「さいたま市プラザノース Domain of Art 26」(2021)、「OTAアートプロジェクト<マチニエヲカク>」(2020)、「JR宇和島運転区扇形車庫再生準備事業」(2020)、「JR EAST meets ART@高輪ゲートウェイFest」(2020)、「交流の形 SHIBAURA HOUSE」(2020)などがある。グループ展には、「大田区OPENアトリエ」(2021)、「富士の山ビエンナーレ」(2020)、「鉄工島フェスIRON ISLAND FES」(2019)など。
剝き出しのビルの壁は、黒ずんだ沁みにその月日の長さを感じます。そこに青いフイルムを張ることで、目をひき目を凝らし、風によりバタバタをする音に耳を傾け耳を凝らししばらく佇んで何がいいのかよくわからないけど、面白かったです。
作品ステートメント
私の芸術表現とは、個人と公共が交わる場所をつくることです。つまり、個人的思考を公共に向けて提案する行為だと思っています。
主に、ストレッチフィルムを素材としたインスタレーションを行なっています。建築物や空間にある人・物・事・場の関係を、光・大気・時間を通して可視化し、新たな関係を促す作品を制作し、屋内外、国内外問わず発表しています。(マツモト建築芸術祭公式サイトより)