OMF30周年記念出前コンサート ~スザンナの結婚?~
8月7日(日)閉館後の松本市美術館のエントランスホールで、オペラ「フィガロの結婚」女性カバー歌手があつまり小さなコンサートを開催しました。
ナレーションは午前中にも解説していた 合唱指揮の根本卓也さん 「フィガロの結婚」の見どころを女性に注目してお話を勧めてくれました。なので「スザンナの結婚?」という副題なんです。「フィガロの結婚」は「セビリアの理髪師」(伯爵が結婚するまでの話)の続編です。
「フィガロの結婚」と言いますがフィガロとスザンナの結婚のお話ではあっても、実はフィガロは主役ではないんですね。伯爵夫人とスザンナが主役のようなものなんです。複雑なこのお話、女性の立場からのこのオペラの見どころを説明してもらいました。
先ずは「喧嘩の二重奏」スザンナとマルチェリーナ
「お授けください、愛の神様」伯爵夫人
「恋とはどんなものか」ケルビーノ 多感な恋心を歌いあげます。伯爵夫人が好きなんだよね。でも自分より身分の低い子にちょっかい出しちゃう。
「開けて、早く開けて」スザンナとケルビーノ 伯爵から隠れる場所を探します。
「スザンナは来ないわね!待ち遠しいわ」伯爵夫人
そよ風によせる(手紙の二重唱)伯爵夫人とスザンナ スザンナに手紙を書いてもらうところ
「あれをなくして・・・あたし困った」バルナリーナ
「とうとうその時が来たー恋人よ早くここへ」スザンナ
最後に今日のみなさんへ小川美術館長からプレゼントが手渡されました。
きっとこれだけじゃなんだかわかりませんよね。
モーツアルトが貴族社会を風刺して書いたこのオペラ、うんと簡単に言うと、
『フィガロとスザンナは婚礼の準備をしています。一方、スザンナは「伯爵のお気に入り」で、伯爵はスザンナをものにしたいがために、「初夜権の復活」を企んでいます。フィガロとスザンナはそれを阻止しようとします。一方伯爵夫人は「伯爵の愛が冷めてきた」ことを悲しんでいます。伯爵夫人、フィガロ、スザンナは「伯爵をこらしめるため」に計画を練ります。最後にフィガロとスザンナは無事結ばれます。そして伯爵は伯爵夫人に謝罪し、これまでの行いを悔います。』という感じですが身分や階級の差などで、結構バタバタするお話です。
オペラ公演24日のチケットがまだ少しあるそうですよ。
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