OMFオーケストラコンサートBプログラム スクリーンコンサート2023.9.3

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OMFオーケストラコンサートBプログラム スクリーンコンサート2023.9.3

9月2日(土)行われたOMFオーケストラコンサートBプログラムのスクリーンコンサートが、
まつもと市民芸術館と松本城でありました。
11時~は芸術館で。多数の応募があり、当初1000席を1200席にして抽選。最終的に1300人が鑑賞しました。(当選倍率1.56倍)

松本城では午後3時に整理券を配り7時から元博物館前の特設会場で500人以上の方が鑑賞しました。
(炎天下で並んでいてふらふらになっていた人もいたようで心配)
座席の後ろの方のこのプロジェクターから映像を流していました。

2日のコンサートをそのまま聴くことができた上に、会場で聞くのとは違って、指揮者の表情がわかったり演奏者のアップで楽器そのものや演奏してるところがよく見えたりと、スクリーンコンサートならではの迫力で、みな聴き入っていました。途中何度も拍手が沸き起こっていました。ライトアップされた松本城がスクリーンのすぐ奥に見えていい雰囲気でした。

まずは指揮者ステファン・ドゥネーヴ氏。
日本のために書かれたお祝いの曲、皇太子さま(当時)と雅子さまご成婚を記念して作曲された「雅の鐘」
そして、小澤征爾とボストン交響楽団の4半世紀にわたるアーティスティック・コラボレーションを祝して書かれた「Tributes! (For Seiji)」

コンサートの時に指揮者がお話しするって珍しいですが、マイクを取って、小澤征爾さんとジョンウィリアムズさんの長年にわたる特別な友情をお祝いできるのは素晴らしいことだと話していました。「なんてすばらしいオーケストラだ」と日本語で話したり、次に演奏する「ET]では41年前この映画を見た時、エリオット少年と同い年だった(笑)とか 吉野 直子さんの繊細なハープソロを聞けるのは本当にラッキーですとか話し、この曲を小澤征爾さんとジョンウイリアムズさんの友情にささげたいと思います。と語りました。(通訳はチェロ奏者の工藤すみれさん)
最後に「ありがとうございます。にほんがだいすきです!」と日本語で言ってもらえて感激でした。
・『遥かなる大地へ』組曲
・『E.T.』より 遥か300万光年の彼方からStargazers
フライング・テーマ

休憩の後、映画音楽の巨匠、ジョン・ウィリアムズさん(91)登場。
・スーパーマン・マーチ

そしてマイクを持って、この国に30年も来ていなかったですが、やっとこれてうれしい、ほんとに来たかった理由は小澤征爾をほめたたえたかったからですと話しました。1980年ボストンで小澤さんがボストンポップスの指揮者の仕事をくれたこと。長い間友人なんだけれども彼が指揮をしているところを見てるだけで勉強になる。心から尊敬して愛していると語りました。(通訳:チェロ奏者の工藤すみれさん)

『ハリー・ポッター』より
ヘドウィグのテーマ(『ハリー・ポッターと賢者の石』から)
不死鳥フォークス(『ハリー・ポッターと秘密の部屋』から)
ハリーの不思議な世界(『ハリー・ポッターと賢者の石』から)

『シンドラーのリスト』テーマ
豊嶋泰嗣さんがヴァイオリン・ソロを奏でた『シンドラーのリスト』テーマ

『スター・ウォーズ』より
レベリオン・イズ・リボーン(「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」から)
王女レイアのテーマ(『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』から)
王座の間とエンドタイトル(『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』から)

アンコール曲は
ヨーダのテーマ(映画『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』から)
レイダース・マーチ(映画『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』から)


ジョン・ウィリアムズ氏の「セイジ!」の声に促され、小澤総監督も登場
帝国のマーチ(映画『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』から)
これがなくちゃね!


2日に生で聞くことができなかった人も、満足できるスクリーンコンサートでした。

最終日恒例の県花りんどうを手にステージに現れたSKOメンバー、
最後に流れるエンドロールも映画みたいで拍手する人もいました。
 

演奏: サイトウ・キネン・オーケストラ

指揮: ジョン・ウィリアムズ
ステファン・ドゥネーヴ