湧水の流れる美術館
◆11月9日(木)、松本てくてくマップの、あらたなコースを作製するにあたり、市民記者4人が取材をしました。今回のテーマは松本出身のアーティストや松本在住のクラフト作家の作品をたずねるギャラリーめぐり。
情報がまとまり次第、マップの公開をいたしますが、その前に。。。
この市民記者ブログで、各ギャラリーのご紹介、取材をした感想などをお伝えいたします。スタートは松本市美術館です。
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てくてくギャラリー取材日記【1】松本市美術館
松本市美術館といえば、入口にある草間彌生の幻の華が、シンボルとなっています。館内に入る前に、まずはここから鑑賞。
草間彌生は、先日、日本人女性で初めて高松宮殿下記念世界文化賞を受賞しました。
草間の作品をはじめ、館内には、書家 上條信山や洋画家 田村一男、彫刻家 細川宗英の作品や、池上喜作氏が蒐集した、正岡子規を始めとする、明治から昭和初期の文人たちの資料を公開する、池上百竹亭コレクションが、常設展示されています。
※常設展示といっても、定期的に作品の入れ替えがあるそうですので、チェックを忘れずに!
上條信山記念展示室では、展示室の中に四阿(あずまや)風のコーナーがあり、拓本の体験をすることができます。
作品の鑑賞だけでなく、こういった体験もできると、楽しいですよネ。
※松本市美術館では、2007年1月8日まで、企画展 近代日本洋画の志深く(こころざしふかく)を開催中。(観覧料=大人1,000円、大学高校生700円 ※観覧料は展覧会によって異なります。それぞれの観覧料で常設展示も鑑賞できます。)
館内を一通り鑑賞し、中庭で一休みしようとした時です。こんな自動販売機が!
なんと、草間彌生スペシャル!しかも、本人のサイン付き。2005という文字も見えるので、おそらく昨年の企画展で来館した時のサインではないでしょうか?
市民創造ひろばと名付けられた中庭は、緑の芝生の静かな空間です。松本駅前から続くあがたの森通りの喧噪が、まるでうそのよう。
そして、松本の中心街のあちこちでみられる湧水の流れが、この美術館のステキな景観も作り上げています。
松本市中央4-2-22
TEL: 0263-39-7400
【開館時間】
午前9時〜午後5時まで
【休館日】
月曜日(祝日の場合はその翌日)
年末年始(12月29日〜1月3日)