私が、もういちど、生まれ変わる日。

2018.4.15
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松本市音楽文化ホール オルガン設置30周年記念コンサート
「私が、もういちど、生まれ変わる日。」
このホールはすばらしい音の響きを感じることができます。
そしてパイプオルガンのいろんな可能性を聴くことのできたコンサートでした。

・合唱とオルガン
C.V.スタンフォード:「汝ら新しきエルサレムの聖歌隊よ」
《指揮》近藤 基
《合唱》ベーレンコール
《オルガン》原田靖子

・オルガン連弾
J.ラター:「復活祭の主題による変奏曲」
《オルガン連弾》原田靖子 小林 淳子

・オルガン
H.ハウエルズ:「復活祭の朝のためのサラバンド」
《オルガン》原田靖子

・和太鼓とオルガン7
坂本日菜:「2つの鼓動Ⅱ」
《和太鼓》宮﨑 正美
オルガンと打楽器による母と子の心臓の鼓動をテーマに連作している作品です。

 

 

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坂本日菜(詩/八木重吉):「私が、もういちど、生まれ変わる日。―カウンターテナー・混声合唱・児童合唱とオルガンのための―」
松本市音楽文化ホール委嘱新作初演です。

詩人八木重吉の渾身の言葉に曲が付きました。
Ⅰ.いつの日に
Ⅱ.あをい 水のかげ
Ⅲ.人を殺さば
Ⅳ.あかんぼもよびな
Ⅴ草に すわる
Ⅵ.ふるさとの 山
Ⅶ.うつくしき わたし
Ⅷ.ゆるし
Ⅸ.心よ
Ⅹ.雨

《指揮》中村 雅夫
《オルガン》原田 靖子
《カウンターテナー》望月裕央
《合唱》中信合唱連盟加盟団体の皆さんによる混声合唱団
《児童合唱》SK松本ジュニア合唱団

松本市音楽文化ホールにオルガンを導入しようと検討が始まったのが、1983年のこと。
次の年にはオルガン設置用のバルコニーを確保する基本設計がまとまり
1987年5月、ハンブルグのベッケラート社で完成したオルガンをいったん解体し松本に運び設置されました。
そして同年10月に松本市音楽文化ホールでオープニング演奏会が行われました。
以来、オルガンは大切に育まれ、今まで行われたオルガンのコンサートは、200回を超えます。
それ以外も1時間前後で入場料の安い気軽なコンサートや、オルガン体験イベントなど
多彩なオルガン企画を展開しています。
今コンサートの記念すべき30周年のお祝いに、市民の合唱とオルガンのための新作を坂本日菜さんに委嘱しました。
「私が、もういちど、生まれ変わる日。」まだ誰も聴いたことがない曲の世界初演です。
次の30年、50年、100年を見据えたオルガンの新たな旅立ちですと、ホールの4代目オルガニストの原田 靖子さんがおっしゃっていました。

音楽文化ホールはハーモニーホールの愛称で親しまれています。
ぜひ足を運んでみてください。