桂聰子さん、桂重英美術館の春「ミュージアムコンサート」

2018.4.16
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桂聰子さん、桂重英美術館の春「ミュージアムコンサート」

里山辺林の桂重英美術館にて、14日3時より桂聰子さんのフルート演奏会がありました。父である桂重英さんの描いた、北アルプスや里山の風景画に囲まれて、さくら変奏曲など春の曲、全13曲を演奏されました。

この季節、庭には花が咲き、北アルプスがバルコニーから一望されます。自然を愛した画家の人柄が忍ばれ、すてきな演奏会になりました。

「我が家の満開の桜に雨が降った。地面に散り敷かれた花びらまでもが悲しいほど美しかった。桜はやはり人の心に深く入ってくる特別な何かをもった花なのであろうか。」風の音、音の色 桜・・・リレーコラムより抜粋

波田から演奏会を聴きに来られた柴田光子さんは、「聞いていて自然に涙が出てきてしまいました」と演奏の感動を話されました。

・・・山はよい。抜けるような「風」のことをギリシャ語でプネウマというそうだ。吹くと言う動詞から生まれた言葉で「息、呼吸、霊」とも訳されるとのこと。あたりまえのことだけれど、フルートを演奏すること=大地からの風をいただいて笛に息を吹き込む、ということ。・・・私からの招待状・父の山。私の山より抜粋。