天皇陛下御在位三十年記念慶祝事業の一環として入館無料の「旧開智学校」へ行って来ました!

2019.2.25
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天皇陛下御在位三十年記念慶祝事業の一環として入館無料の「旧開智学校」へ行って来ました!

2月24日(日)

天皇陛下御在位三十年記念慶祝事業の一環として、下記の博物館施設を無料開館していました。

重要文化財旧開智学校校舎 松本民芸館 松本市立考古博物館 松本市はかり資料館
旧制高等学校記念館 窪田空穂記念館 重要文化財馬場家住宅 松本市歴史の里
松本市時計博物館  松本市山と自然博物館 松本市四賀化石館

朝1番で「旧開智学校」へ行って来ました。

擬洋風建築と呼ばれる明治9年竣工 木造2階建ての美しい旧開智学校女鳥羽川沿いの校舎が

移築され博物館として保存されています。

ざっくりと、旧開智学校の歴史

旧開智学校の建物は明治9年(1876年)4月に建てられました。廃寺を仮校舎にして「開智学校」の名前で開校したのは、3年前の明治6年(1873年)5月でした。
和風と洋風の入り混じった擬洋風建築の校舎は昭和36年(1961年)3月23日に重要文化財に指定されました。元々は現在の場所から1キロメートルほど離れた場所にありましたが、昭和38年1月から翌39年8月にかけて移転し、保存修理されました。平成17年8月に外観・内観ともに大規模な修理を終え、“建物を見せる”展示になりました。

巨額な建築費

開智学校の工事費は、約1万1千円でした。当時の大工の日当が20銭、権令(県知事)の月給が20円(ちなみに2004年度の長野県知事の給与年額は1780万円)ですから、かなり高額なものでした。しかも工事費の約7割は町民の寄付でした。町民の開智学校に対する期待はとても大きなものだったのでしょう。  (旧新まつもと物語HP 市民記者小林さん)より

朝からいいお天気!旧開智学校の美しい建物が更に美しく見えます。

文明開化ここにあり

旧開智学校の正面に天使二人が「開智学校」と学校名を掲げています。天使も擬洋風なのでしょうか?どことなく和風顔です。設計施工をした松本の大工棟梁立石清重(たていしせいじゅう)が当時の「東京日々新聞」のデザインを参考にしたものです。天使の下には、竜がいます。天使もいれば、竜もいる。縁起の良いものを何でも取り入れる日本人ならではの発想です。明治時代の文明の大きな変化を象徴しています。(旧新まつもと物語HP 市民記者小林さん)より

何度も訪れているので、好きなポイントがいくつかあります。

普通の学校は、機能的に作られていて素っ気ないイメージがあります。

旧開智学校は、機能性だけでなくセンス溢れる意匠が随所の施されています。そして少しの不思議空間もあり魅力です。

珍しい竜

建物の正面にも竜がいましたが、校舎内にもたくさんいます。ドアには彫刻が施されていて、離れて見ると荒々しい海の上を鳥が飛んでいるように見えますが、近づいてみると顔が竜です。胴の長い竜しか知らなかったのですが、これは「波形・飛竜」というものです。2階間仕切りの彫刻のついた桟唐戸(さんからど)の波形・飛竜は校舎の中で最も古いもので新築当初の面影をとどめています。

(旧新まつもと物語HP 市民記者小林さん)より

スライドショーには JavaScript が必要です。

 

撮影スペースもあります!

建物正面の2階についている「開智学校」を持っているエンゼルがシールになりました。

「ふとっちょエンゼルシール」と書いています。

ブサカワイイエンゼル君です。(個人的感想)

発泡スチロールで出来た「開智学校エンゼル」を持って記念撮影できるスペースもあります。

何度訪れても楽しい♪

「旧開智学校」の記事は、一級建築士の書いたコラムもぜひご覧ください。

「松本の近代建築探訪」

はしごチケットも使えます!こちらをご覧ください。

他にも↓の記事もご覧ください。

「青空に映えます。旧開智学校」

 

道路を挟んで「旧司祭館」があります。こちらは、いつでも無料です。