国宝松本城「薪能」~ かがり火が照らし出す幽玄な世界 ~
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8月8日(火)今年も国宝松本城「薪能」~ かがり火が照らし出す幽玄な世界 ~が開催されました。
会場の国宝松本城 二の丸御殿跡 特設舞台昨年に比べて大勢の集まっていて、400席ほど用意されたパイプ椅子に座れない多くの人が立ち見されていました。
能「観世流」「花月」
7歳の時に天狗にさらわれた花月が、様々な芸を身に付け、清水寺で再開した父に芸を披露する場面です。
狂言「鬼瓦」
お礼参りに訪れた五条の因幡堂にある鬼瓦をよく見ていると誰かに似ていることに気がつきます。その鬼のような様相は、まさに我が女房であることに気づき泣き出す場面では、会場から笑いがおきました。
日が落ちて辺りは、茜色に染まりました。
火入れ式
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「鵜飼」
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前シテ 亡霊 鵜を使うさま
僧侶により亡霊は弔われ、殺生の罪のため地獄へ落ちるところを救われたことを後シテ地獄の王、閻魔大王が登場してクライマックスとなります。
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涼し風が時折吹いて、毎日暑いですが、立秋の今宵秋の訪れを予感しました。