松本で買える日本手ぬぐい ~松本市はかり資料館~
松本市はかり資料館に三代澤本寿(みよさわ もとじゅ)さんがデザインした手ぬぐいがあります。
1966年第20回ウエストン祭の記念に三代澤本寿さんが引き受けた手ぬぐいの復刻版です。
山のデザインは変わっていませんが、サインの位置や上部の文字などは変更されています。
三代澤本寿さんは、松本出身の型絵染作家です。(1909年生~2002年没)
雑誌「民藝 2010年4月号」を読み返してみたところ、下記のように三代澤本寿さんのことが書かれていました。
~~~ 民藝 2010年4月号 ~~~
(前略) 十代の頃から山好きだった三代澤さんを知る北アルプス常念小屋の当主は、「三代澤さんは山に来れば、ゆっくり岩のあちこちに寝転びお酒(ウィスキー?)をちびりちびりしながら、ジーと空を眺めていたよ。そばにより花を観察するタイプではなかった」と。 (中略) 昭和三十一年にはすでに日本山岳協会に入会しており、民藝全盛期と相俟って好きな山登りも同時に活発に活動し、一年に八十日は山での生活という年もあったと語り、信州だけでなく全国の山々を次々と制覇しています。 (後略)
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この手ぬぐいの山並みは、どこからの眺めなのでしょうね。
三代澤本寿ファンに朗報です!
三代澤さんのデザインがバッグになっていました。
「蔵の町」と「エーデルワイス」の2種類です。
「蔵の町」は白地、「エーデルワイス」は黒地のしっかりした厚手生地のA4手提げバッグです。
「はかり資料館では、『工芸の五月』の期間に毎年丸山太郎さんと三代澤本寿さんの作品を展示していて、三代澤さんのファンの方が結構いらっしゃって、ファンの方の希望もあり三代澤さんのグッズを作ることになりました。」とのことです。
私も三代澤本寿ファンなので、ついつい三代澤さんのことを長く書いてしまいましたが、はかり資料館オリジナルのA4手提げバッグも2種類ありますよ。
写真左:「はかり」 写真右:「なまこ壁」
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