TVドラマ「サマーレスキュー」のロケが行われた乗鞍岳で、高山植物が綺麗に咲いています。乗鞍高原の宿の若女将が偵察に行った情報をご紹介致します。

標高1500mの乗鞍高原観光センターからシャトルバスに乗れば、１時間弱で標高2700mの畳平に到着します。雪融け直後に咲く「ハクサンイチゲ」や「コイワカガミ」などのお花は、開花を終えています。美しい青紫色の「イワギキョウ」は、まだ少し咲き残っています。
　

この時期、キク科のお花が元気です！「ウサギギク」や「ミヤマアキノキリンソウ」はお花畑だけでなく、鶴ヶ池の周囲や道路沿いにも咲いています。
　

「イワオトギリ」は、雄しべの長さと美しさから、女性のまつ毛を連想するお花。
白い「コウメバチソウ」は、高原内で咲いている「ウメバチソウ」の高山型です。
　

初秋のお花「トウヤクリンドウ」も咲き始めています。山頂剣ヶ峰に登山する際に利用する「肩の小屋」周辺で見かけます。左の画像が乗鞍岳のもので、青緑の線が濃く目立ちます。右の画像は、同じ北アルプスの大天井岳で撮影したもので、普通はこのようにクリーム色に斑点がまばらにある程度です。
「乗鞍岳のトウヤクリンドウは特別美しい」と好まれる方もいるそうです。
　

高山植物の中でも人気がある「チングルマ」は、まだお花が咲いている箇所と、既に綿毛に変身している箇所が混在しています。この画像は「肩の小屋」から大雪渓横を下る登山道沿いで撮影しました。今はお花と綿毛の両方を楽しめるのが嬉しいですね。
　
乗鞍岳へは、乗鞍高原内にお泊まりになって、朝早めに出発されるのがお勧めです。朝の方が稜線に雲がかかる率は低いからです。宿の朝食の時間を変更したり、オニギリなどのお弁当に変えるなどの対応をしてくれる場合もありますので、お気軽に女将さんにご相談下さい。シャトルバスの時刻表は こちら をご覧下さい。
　
また、９月末までの期間限定で運行されている「ご来光バス」を利用して、天空から拝む感動のご来光体験もお勧めです。詳細は、こちら をご覧下さい。