今年は早い!乗鞍岳の紅葉が輝いています
松本市の西端にある乗鞍岳では、紅葉シーズンを迎えています。
これは、乗鞍高原から山頂に向かうエコーラインの11号カーブからの眺めです。
9月26日(金)の午前中に撮影した画像をご紹介します。
今年は紅葉の訪れが早く、標高約1500mの乗鞍高原内でも色づきが始まっています。
観光センターからアルピコ交通のシャトルバスに乗って行くと、2000m付近では既にピークと思われるような鮮やかな紅葉が見られます。カーブを曲がる度に、わぁ〜っ!と歓声があがるような光景の連続です。
冷泉小屋(標高約2200m)前では、右の画像のような状態ですので、今週末はカメラマンの皆さんに注目されることでしょう。
更に登り「位ヶ原山荘」(標高2350m)でも、剣ヶ峰や富士見岳に向かって伸びる山肌全体が染まっている光景を楽しむことができます。
「位ヶ原山荘」からの紅葉情報は、観光協会HPの「のりくらブログ」に投稿されています。
山荘の先にある15号カーブでは、ダケカンバの黄葉に包まれた山荘と、九十九折りのエコーラインを見下ろす絶景が待っています。
位ヶ原に広がる緑のハイマツ帯には、ウラジロナナカマドやダケカンバ、ミネカエデなど、彩り豊かな色彩を放つ樹木が植生しています。
「宝徳霊神」バス停付近のウラジロナナカマドは、特に赤色が美しく、白い大雪渓とコントラストも素敵な光景でした。
カーブを回り、反対側を眺めると、この通り穂高の峰々が雲海の上に浮かんでいました。
「宝徳霊神」バス停にある登山道の入口は、チングルマの綿毛や紅葉、剣ヶ峰が望めるビューポイントです。
車道沿いを歩いて紅葉を楽しむのもいいですが、登山道を歩いてみるのもお勧めです。「宝徳霊神」バス停から「位ヶ原山荘」に向かって下って行くと、左の画像(2012年撮影)のように、富士見岳の斜面の素晴らしい紅葉の絨毯を横から眺めることができます。
のりくら観光協会の女将さんが、実際に自分たちの足で歩いて作成した「のりくら登山ガイド」の冊子には、こうした登山道が紹介されていますので、ご活用ください。
※当サイトのデジタルパンフレットのページで、閲覧と印刷ができます。
シャトルバスの終点である畳平に到着する直前にある2号カーブ付近からは、先程の富士見岳の斜面の紅葉を見下ろします。モコモコと暖かみのある色合いが美しい紅葉の絨毯は、どこをアップにして撮ろうかな〜と迷ってしまうほど・・・
乗鞍岳の紅葉の楽しみ方は、人それぞれの体力や時間にあわせて選ぶことが可能です。
時間があまり無い方や、脚が悪くあまり歩けない方は、シャトルバスに乗って、「位ヶ原山荘」や「宝徳霊神」バス停など、お好きな所で下車して、折り返してくるのがいいでしょう。
また、エコーライン沿いを歩きながら、景色を楽しみ、写真を撮るのもいいですね。疲れたら、最寄りのバス停からシャトルバスに乗って下山することができます。今回は「大雪渓・肩の小屋口」から「位ヶ原山荘」に向かって、歩いて下って行く方を多く見かけました。
もちろん、登山の装備をお持ちの方は、女将さんのマップを持って、車道からは見ることの出来ない絶景を楽しみながら、天空の登山道を歩きましょう。
9月中は「ご来光バス」が運行されています。日の出を拝む感動体験に続いて、そのまま紅葉散策を楽しめるのは、この時期ならではの贅沢、残り僅かの期間です。