この｢安養寺｣のしだれ桜は、毎年とても美しい花を魅せてくれる事で有名なのです。

 

｢安養寺｣は、浄土真宗諏訪山安養寺と言います。このお寺は乗鞍高原と深い繋がりがあるといわれているお寺なのです！！　｢安養寺｣は昔、｢梓寺｣と呼ばれていて、大昔はココ乗鞍高原の大野川地区にあったと言われているのです！！　しかも！親鸞聖人が信濃の国を巡った時に大野川地区にあった｢梓寺｣に宿泊されたらしく、｢真言の精舎｣＝修験者のお寺となっていたようです･･･。また弟子の｢西念坊道祐｣を遣わせたので、松本盆地周辺の有力な浄土真宗の道場として有名だったようなのです。そして、1753年に現在の地に移転されたみたいです。明治時代の廃仏毀釈では、安養寺の住職や浄土真宗のお寺が集まって協力して、｢猛運動｣を展開したので廃寺を逃れたようで、今でもしだれ桜の名所として現存しているのです････。

｢安養寺｣のしだれ桜の樹は、本当に大きい樹が多いですの！　これは樹齢･百年以上は経っていると思います。これは僕の想像なのですが、1753年の移転の時に一緒に移されてきたのではないか？と思うのです。それぐらいに立派な木が多いのです。この画像の巨木は安養寺のお庭の真ん前にあるしだれ桜で、立派な木です！　他の木よりも一段も二段も荘厳に感じますね･･･。

 

でも全体的には、まだまだ5分咲きぐらいでした。でも、たぶん来週にはもう散ってしまうと思います。

しだれ桜の花は、ソメイヨシノの花よりも小さくて小ぶりの花で、とても可憐な雰囲気で、青空に映えて美しくて、見ていると感動してしまいます。