タイムカプセル
「松本城のすべて」を読んでいます。
その歴史、構造、世界文化遺産登録に向けての考え方などを詳細に記述した書籍です。松本城は近世から現代までの地勢や風土、土木建築技術、社会の様子や文化までも伝えるタイムカプセルだと感じました。
書籍名:松本城のすべて 世界遺産登録を目指して
編者:「国宝松本城を世界遺産に」推進実行委員会 記念出版編集会議
発行:信濃毎日新聞社
定価:1800円+消費税
埋の橋と松本城
梅と松本城
中央図書館正面玄関の東側にひっそりと小さな石板があります。
そこには以下のように記されています。
2023年の地球市民たちへ
1993 (シンボルマーク)2023
1994年6月26日
(社)日本青年会議所北陸信越地区協議会
タイムカプセル
1993年は長野自動車道全面開通し、信州博覧会などが行われた年です。そのタイアップイベントとして松本城400年まつりも開催され、千歳橋、深志橋の架け替え、お城北側の道路拡張、JR松本駅周辺の道路整備なども行われました。
すでにバブル経済が崩壊した時期とはいえ、一般的な人々の気分は、現在とは比較できないほど高揚していたものと記憶しています。皇太子(現天皇)御成婚、新しい党派の内閣誕生などもありました。
さて、その石板の表記から推測すると、2023年に開封されるのではないかと考えられます。
掘り起こすイベントが大々的に行われるのか、何があるのか、どんなメッセージが入っているのか、今から興味津々です。