文化・観光交流協定締結10周年/松本市美術館開館20周年/市民タイムス創刊50周年】鹿児島市立美術館 名品展
田清輝、藤島武二、モネ、セザンヌ、ピカソ、ダリ 国内外の巨匠、勢ぞろい
鹿児島市と松本市が文化・観光交流協定を結んでから、今年で10年を迎えました。これを記念して、鹿児島市立美術館の全面協力のもと、その名品を一堂にご紹介する展覧会を開催します。
鹿児島市は、南九州を治めた島津氏の城下町として江戸時代に発展し、明治維新には西郷隆盛・大久保利通らが活躍した歴史があります。また桜島をはじめ、海や森林など雄大な自然に恵まれています。この魅力ある都市に建つ鹿児島市立美術館は、「鹿児島ゆかりの作家たちの作品」、「19世紀末から現代につながる西洋美術」、「郷土の風土に取材した作品(桜島コレクション)」などを収集方針に掲げ、約4,350点の作品を所蔵しています。
鹿児島は、日本近代洋画界を代表する数多くの優れた画家を輩出しています。本展では、黒田清輝、藤島武二、和田英作のほか、東郷青児、海老原喜之助から現代にいたる画家たちの作品を一堂に展観します。また、夏目漱石『吾輩ハ猫デアル』(初版本)の装幀を手掛けた橋口五葉の多方面にわたる画業もご紹介します。さらに、西洋美術の珠玉のコレクションも見逃せません。黒田に影響を与えたラファエル・コランにはじまり、印象派から現代までの近代西洋美術の流れを、モネ、セザンヌ、ピカソ、マチス、ダリなどの作品から通観できる貴重な機会です。そして、多くの画家が魅了され描いたシンボル・桜島も見どころのひとつです。
本展をとおして、鹿児島が誇る文化をぜひご覧ください。
関連プログラム①記念スライドトーク「なぜ鹿児島は洋画王国となったのか?」
鹿児島は、黒田清輝を筆頭に日本近代洋画界を代表する画家を多数輩出してきました。その風土やゆかりの画家についてご講演いただきます。
日時 10月30日(日)午後14時~15時30分
会場 多目的ホール
定員 先着60名
料金 無料
講師 谷口 雄三氏(鹿児島市立美術館学芸係長)
申込 以下のリンクまたは電話(0263-39-7400)にて
関連プログラム②当館学芸員によるギャラリートーク
本展覧会の担当学芸員が展示作品について解説します。
日時 10月22日(土)、11月12日(土) 各日14時~
会場 企画展示室
定員 先着15名程度
料金 無料(ただし、当日有効の本展観覧券が必要です)
申込 不要(企画展示室前に集合)