松本市美術館 2階 企画展示室
2004年から始まった70歳以上の公募による美術展「老いるほど若くなる」は、記念すべき第10回目を迎えました。
本公募展は「華麗ではないが美しい世界、巨大ではないが強い世界、技巧はないが技巧を超えている世界、画法・画論に還元できないもう一つの美術を『翁』に求めました」と謳い、始まりました。歳を重ねたからこそ描ける世界があるのではないか、そんな世界を観てみたい―。そういった思いに、多くの皆さまにご賛同いただき、応募作品数は全10回で計4,654点にのぼります。
この度、「老いるほど若くなる」は、本展をもって20年にわたる歴史に幕を下ろすこととなりました。第10回展では、本公募展最初で最後の試みとして、規定を満たしたすべての応募作品を展示する「アンデパンダン形式」で開催します。
どうぞ、70歳以上の皆さまが描いた天衣無縫(※)な世界をお楽しみください。
(※)「天衣無縫」とは、天女の衣には縫い目が全くないということから、文章や絵画がわざとらしくなく、自然に作られていること。また、人柄に飾り気がなく、純真で無邪気なさま、天真爛漫なことをいいます。
館長によるギャラリートーク
当館館長が、展示室にて作品の見どころなどを解説します。
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日時 5月16日(金)、23日(金) 各日14:00~
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講師 小川 稔(松本市美術館館長)
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会場 企画展示室
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料金 無料(ただし、当日有効の本展覧会観覧券が必要)
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定員 先着20名程度
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申込 不要。企画展示室前に集合
*情報は公式サイトより頂きました。