■展覧会概要
世界にはさまざまな姿形をした生きものたちがいます。彼らは互いに食べたり、利用した
り、競合したりと影響しあいながら生活しています。このような生きもの同士の違いと、そ
のつながりを「生物多様性」といい、私たち人間はそこからさまざまな恵みを得て暮らして
います。しかし、近代以降の人間の活動により、生物多様性は急速に失われ始めました。
私たちの暮らす日本は、世界でも有数の生物多様性の高い地域「ホットスポット」です。
そして松本市とその周辺は、高山から平地まで広がる多様な環境にさまざまな生きものが
生息していることから、全国的に見ても生物多様性が高い地域、「ホットスポット」の中の
「ホットスポット」と言えます。「松本市の宝」ともいえる生物多様性を紹介する企画展示
です。
第1章 生物多様性とは
多様性(diversity)という言葉のとおり、生きものたちの姿形や性質など多種多様です。
そんな多様性がどう形作られるのかと生物多様性を考えるうえで重要な 3 つの視点を紹介
します。
【画像】さまざまなコガネムシの仲間
第2章 生物多様性の恵み
私たち人間は、日ごろから生きものやその生態系からさまざまな恵みを受けて生活して
います。「生態系サービス」と呼ばれるその恩恵を松本市に関係のあるものなどから紹介し
ます。
【画像】リンドウ
第3章 生きものあふれる松本
松本市には具体的にどのような生態系と生きものが息づいているのでしょうか?
市内で特徴的で観察しやすい自然がある場所と、そこに暮らす生きものを紹介します。
【画像】「乗鞍」の地名がついた植物・ノリクラアザミ
第4章 変わりゆく環境
私たち人間の手で急速に失われつつある生物多様性。そんな変わりゆく松本市の環境・生
きものたちを紹介します。
【画像】かつて奈川に生息していたオオウラギンヒョウモン
第5章 未来に向けて
人間の営みの中で複雑に関わり合う生物多様性。では生物多様性を守るために我々がで
きることとは、どんなことでしょうか?
■企画展関連イベント
講演会 1「松本市のアリとくらす虫たち・その魅力と現状」
講師 小松貴氏(昆虫学者)
日時 7月 20 日(土)午後1時 30 分~3 時
会場 松本市立博物館 講堂
定員 80名(要申込み)
料金 無料
申込み LoGo フォーム(下記 URL)より7月17日(水)までにお申込みください。
https://logoform.jp/form/N7tm/622342
※申込み多数の場合は抽選となります。
抽選となった場合の可否は18日(木)までにメールにてお知らせします。
講演会 2「生物多様性研究最前線」
講師 東城幸治氏(信州大学副学長・理学部教授)
日時 8月 17 日(土)午後1時 30 分~3 時
会場 松本市立博物館 講堂
定員 80名(要申込み)
料金 無料
申込み LoGo フォーム(下記 URL)より8月9日(金)までにお申込みください。
https://logoform.jp/form/N7tm/622406
※申込み多数の場合は抽選となります。
抽選となった場合の可否は13日(火)までにメールにてお知らせします。
自然観察会1「国蝶オオムラサキを見よう!~アルプス公園・蝶の観察会~」
日時 7 月 13 日(土)午前 8 時 30 分~10 時 30 分
集合 アルプス公園・森の入口広場
定員 15 名(要申込み)
料金 無料
申込み LoGo フォーム(下記 URL)より7月10 日(水)までにお申込みください。
https://logoform.jp/form/N7tm/622437
※申込み多数の場合は抽選となります。
抽選となった場合の可否は11日(木)までにメールにてお知らせします。
自然観察会2「空飛ぶ宝石を探そう!~8月はハチの観察会~」
日時 8月3日(土)午前9時~10 時 30 分
集合 アルプス公園・森の入口広場
定員 15 名(要申込み)
料金 無料
申込み LoGo フォーム(下記 URL)より7月 26 日(金)までにお申込みください。
https://logoform.jp/form/N7tm/622555
※申込み多数の場合は抽選となります。
抽選となった場合の可否は 30 日(火)までにメールにてお知らせします。
ギャラリートーク
日時 ①7 月 27 日(土)午後2時~3時 ②8 月 10 日(土)午後2時~3時
料金 本展観覧料
申込み 不要