日欧プライベートコレクションロイヤル コペンハーゲンと北欧デザインの煌めきアール・ヌーヴォーからモダンへ
冬の長い北欧では、家で過ごす時間を大切にし、生活の中に優れたデザインを取り入れてきました。本展では、デンマークとスウェーデンに焦点をあて、19世紀末から20世紀の陶磁器、銀器、ガラス器を中心に北欧デザインの魅力に迫ります。
デンマーク王立磁器製作所を起源とするロイヤル コペンハーゲンは、上質な磁器の生産で早くから国際的な評価を獲得し、北欧アール・ヌーヴォーの先駆けとなりました。同時期に人気を競い合った窯のビング オー グレンダールで陶工としてキャリアをスタートしたジェンセンは、のちに銀製品で名高いジョージ ジェンセンを創業します。
一方のスウェーデンでは、北欧最古の陶窯ロールストランドが品格ある陶器を送り出しています。また、同国スモーランド地方では古くからガラス工芸が盛んで、1950年代にはオレフォスやコスタといったガラスメーカーによって芸術性の高いガラス作品が生み出されました。
本展では、日欧の貴重なプライベートコレクションから約200点を選りすぐり、煌めく北欧のデザインをご紹介します。産業と芸術の融合を模索しつつ品質を高めた北欧デザインは、今もその新鮮さを失わず、日常生活の大切さが改めて意識される現代においても魅力的です。北欧の豊かな暮らしと美しさを、アール・ヌーヴォーからモダンへとデザインの変遷とともにお楽しみいただけましたら幸いです。
学芸員によるギャラリートーク
当館学芸員が展覧会の見どころなどをご紹介します。
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日時 8月7日(木)、8月28日(木)、9月18日(木) 各日14:00~
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集合 2階 企画展示室前
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料金 無料(ただし、当日有効の本展覧会観覧券が必要です)
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定員 各回15名
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申込 7月23日(水)から各開催日の2日前まで申込受付
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8月7日はこちらから
8月28日はこちらから
9月18日はこちらから
*情報は公式サイトより頂きました。