和楽器のオーケストラ「むつのを」
和楽器のオーケストラ「むつのを」の演奏会がありました。
始まる前と休憩時には煎茶道方円流の煎茶席が設けられお客さんがお煎茶とお菓子で和を味わっていました。
また会場では和楽器の体験ができるようになっていて、お琴や三味線、尺八など 大人も子どもも和楽器に触れ、音を出してみたり弾いたり、吹いたりしていました。ふだんなかなか和楽器に接することも少ないと思うので、とてもいい企画だと思いました。
さて、演奏会は楽器の説明を間に挟みながら進んでいきました。
1.サマーウィンズ
2.春の海
日本のお正月には欠かせない曲です。
瀬戸内海の春の海の様子を箏と尺八の二重奏で描写しています。
尺八は1尺8寸で尺八といいます。穴は表に4つ、裏に1つ。
素朴な竹に穴をあけただけの楽器です。長さで音の高さが違います。
玉音、ころころ、など独特の吹き方があります。
3.鶴の巣籠
これは沖縄の三線(さんしん)インドニシキヘビの皮を使っています。
水牛の角で作ったバチを使います。
三味線と琵琶と胡弓
4.扇の的 源平の「屋島の戦い」の語り
5.三曲KISOBUSHI
三曲というのは箏・三味線・(胡弓)尺八という演奏形態のことです。
6.もったいないよ
客席もいっしょに「もったいないよ」の歌を歌いました。
13弦の箏より大きなボディで17弦、名前も十七弦がでてきました。
箏がヴァイオリンとするなら17弦はチェロかコントラバスです。
7.masical mushroom
三本の尺八だけの演奏。
アイリッシュをイメージした曲で和の楽器でこんな曲もできるんだと感動しました。
・・・・・休憩・・・・・
8.キリンが来る日
志茂田景樹さんによる絵本「キリンが来る日」の読み聞かせ。モデルは釧路の動物園。
9.ふるさと(第80回NHK全国学校音楽コンクール小学校の部課題曲)
10.糸(中島みゆき)
11.プレゼント(第82回NHK全国学校音楽コンクール中学校の部課題曲)
SK松本ジュニア合唱団の歌と合わせました。
12.「サウンドオブミュージック」より
~私のお気に入り・一人ぼっちの羊飼い・エーデルワイス・ドレミの歌~
「むつのを」というのは日本最古の弦楽器の六弦で大成した和琴(わごん)の俗称で六本の弦⇒六つの緒⇒むつのを となりました。
日本の音を未来に伝えたいという志を持つプロの演奏家により平成元年に結成されました。学校でのコンサートやワークショップなどお気軽にご相談くださいとのことです。
和楽器に触れる機会。とてもいい演奏会でした。
来年もやるそうですよ。
是非、チェックしていてください。明日は木曽で明後日は駒ヶ根で演奏会があります。