⑧上土シネマ #マツモト建築芸術祭 本日最終日です!
マツモト建築芸術祭も本日2月26日が最終日となりました。
マツモト建築芸術祭 拠点となるのは、上土通りにある「上土シネマ」
必ず最初にここに来てチケットを購入します。事前にネットで購入下方も、チケットをこちらで受取になります。
明治・大正・昭和と華やいだ時代を通り抜けた上土通り
映画館も多数並びその名残がすでに閉館して十数年経過した「上土シネマ」
【松本市近代遺産】
松本市大手4丁目10-12 9:30〜17:30
建築年 大正6(1917)年頃 設計者 不明 施工者 不明
大正6(1917)年に『松本電気館』として開業した映画館。『オリオン座』、『松本東映』と改称し、この頃は仁侠映画で賑わったという。1階は昭和の一時期、改装してクラブを運営していたが、平成元(1989)年頃に再改装し映画ホールにした。平成14(2002)年、通りの名前をとって『上土シネマ』となった後も地元ファンの憩いの場として運営されてきたが、周辺環境の変化や建物の老朽化などにより閉館。平成20(2008)年に90年の幕を閉じた。ファサードは鋼板で覆われているが、もともとはレリーフを多くあしらった洗い出し仕上げの外壁が立ち上がった看板建築だった。5つ並んだ窓の上には三角のペディメントがあり、スズラン灯が付いていたほか、4本の柱型には装飾があり、大正ロマンの街上土通りを象徴するような建物だった。
平成28(2016)年、松本市近代遺産に登録された。(マツモト建築芸術祭公式サイトより)
またいつかここでチケットを買える日が来るといいなぁ
河合政之
昭和47(1972)年、大阪府生まれ、東京在住。東京大学文学部美学芸術学科卒業、同大学院総合文化研究科博士後期課程単位取得退学。
ヴィデオ・アーティストとして活動を続け、映像の本質を問いかける哲学的な作風を特徴とする。映画、現代美術、ライヴ・パフォーマンスなどジャンルを超えた幅広い活動を国際的に展開。平成14(2002)年に森美術館主催ヤングヴィデオアーティストイニシアティヴ受賞(審査員:デヴィッド・エリオット)、同年オーバーハウゼン国際短編映画祭審査員奨励賞、平成24(2012)年トーキョーワンダーサイト「トーキョー・エクスペリメンタル・フェスティバル」特別賞(審査委員長:一柳慧)などを受賞。文化庁、ポーラ美術振興財団の派遣芸術家としてNYで活動するほか、イェルサレム視覚芸術センター(JCVA)、東京都/パリ市/Culturefrance の2国間アーティスト派遣プログラムなどのアーティスト・イン・レジデンスに選ばれる。国外の芸術祭や映画祭に多数参加し、六本木Think Zone(森美術館主催)、NYクイーンズ美術館、Chi-Wen Gallery(台湾)、 MORI YU GALLERY(東京・京都)などで個展。
その他アートディレクターとして、国際映像展など多数のプロジェクトを企画主催。また理論家としても活動し、日本初のヴィデオ・アートに関する美学書『リフレクション:ヴィデオ・アートの実践的美学』(水声社、2018)などを出版。(マツモト建築芸術祭公式サイトより)
地下1階の部屋
今回は2階でも上映されていました。
スクリーンには、このように赤や真っ白な映像が現れ、松本の街で録音したと思われる音に耳を澄ませます。
エンドロールで初めて、録音場所がわかりました。もう1度見てみると2度楽しいです!
映像が1色だけの画面から聴こえる松本 想像の中で初めて見えてくる河合政之さんの世界を楽しみました。