松明祭り(たいまつ祭り)まで2週間
10月3日は、麦わらをまとめ、硬く縛った松明に火を放ち、燃えたままの状態で神様のもとへと奉納する、浅間温泉を代表する祭「御射神社の松明祭」。
日本三大火祭りの一つ、三大奇祭の一つとも言われています。
毎年参加させていただいている、浅間温泉の老舗『梅の湯旅館』さんで20日に松明を作るという情報を入手し取材に出かけたものの、到着したときには既に完成…。お客様と従業員の計8人で作ったという、製作風景の写真を社長さんにお借りしました。
【誰でもできる!?松明の作り方(20人規模で運ぶ団体用)】
材料:麦わら(800束)・縄
道具:ロープ(10本程度)・ガッチャ・軍手(皮手可)
これが、松明の材料。御射神社から運んだ、直径10センチほどの太さにまとめた麦わらの束を800本使うそうです。
並べたロープに対して垂直になるよう、麦わらを並べます。(簾の代わりにロープを使って、大きな太巻きを作るイメージです。)
両端のロープを持ち上げて縛り、大きな束を作ります。その後、ガッチャ(荷崩れ等を防ぐために使う/正式名称は不明)を用いて、強く締め付けます。
注)強く締め付けないと、どんどんと燃えてしまいます。カチカチ山になると大変ですので、ギュっ!!とお願いします。
胴に縄を巻きつけたらガッチャをはずします。
注)大変な圧力がかかりますので、縄は幾重かに巻きつけましょう。
最後に胴から底面に向かって網掛けをします。これで、燃えても崩れることなく「御射神社」に向かう坂を上りきることができます。
出来上がり!!
「梅の湯旅館」さんでは、松明祭を一緒に楽しみたいお客様のために、宿泊はもちろん、日帰りコースも用意しているとのこと。
梅の湯スタートは例年20時頃。スタート前においしい料理とお酒を楽しみ、松明を運んで真っ黒になった身体をかけ流しの温泉で洗い流せます。
【お問い合わせ】浅間温泉・梅の湯旅館(0263-46-0345)
梅の湯旅館のホームページへ(別ウィンドウ表示)