原爆の図
第2部「火」
浅間温泉神宮寺で開催中の「原爆の図」展に行って来ました。
真夏の太陽が照りつける中、静かな浅間温泉に
今年も原爆の図がやってきました。
第14部「からす」
二人でひとつの絵をつくる
〜世界でも稀な画家丸木位里・俊夫妻。
共同制作に取り組んで40年、「原爆の図」を始め、南京、アウシュビッツ、
水俣、長崎など数多くの大作を描いてきました。
俊は根っからの油絵の絵描き。で、わしゃあ、根っからの墨絵の絵描き。
まあ、水と油ちゅうこと。フフフ。それが一緒に絵を描いとる。
「原爆の図」からはじまったんじゃ。
〈本橋成一写真録より「ふたり」より〉
からすという図に深い感銘を受けました。
画家の友人が言うには、丸木俊さんはロダンに匹敵するほどのデッサン力の持ち主。
そのデッサンに重なるように位里さんの墨絵のからすが何羽も何羽も描かれています。
そこに繰り広げられる世界の深さに心が震えました。
また、韓国人の陶芸家でもあり彫刻家の金さんの沖縄の女性の木座像は、
からすの前に置かれると、更にその素晴らしさが倍増されていました。
恒例『原爆の図』展
8月1日〜7日 午前9時〜午後5時
『原爆の図』展・第2部「火」・第14部「からす」(作:丸木位里・俊)
入場無料
原爆忌
8月5日(土)午後6時半より(開場:午後6時)
詳しくは、神宮寺HPへ