20万人の人出で賑わい、2万5千が踊る松本ぼんぼんが今週末に迫りました。昨年は大雨と雷により、途中で中止となりましたが、今年は天気も良さそうであちこちで、今年は去年の分まで楽しむ！！という声を聞きます。

これだけの踊り手が声を出しながら踊るにはサンバ調のあの音楽が必要不可欠！！
商店街のスピーカー(以下SP)だけでは音量が足りない場所や、元からSPが無いエリアなどが沢山あり、数週間前から音響屋さんが踊りコースのいたるところにSPを設置しています。

今回は、あまり知られていない裏方にスポットを当て、年々規模が拡大する松本ぼんぼんを支える音響屋さんに密着しました。

まだまだ涼しい早朝5時。昼間は賑わう大名町通りにもほとんど人影がありません。

NTTの角を東に進むと、音響屋(嘉納研究所)さんの皆さんが黙々と作業を進めていました。街灯の下に設置された丸いSPが今回仮設されたもの。下の四角いSPは商店街の常設SPです。

街灯を傷つけないようポールに養生をし、SPが落下しないよう、バインド線で入念に取り付けます。

取材にお邪魔した日は、緑町エリアの取り付け日。全てが終わったのは周辺企業へ通勤する人が増え始める7時30分。青空の下に取り付けられたSPは5日の本番を待ちます。これで、朝の仕事は終了。

お昼からは放送本部と商店街の常設SPを結んだ、統一放送ラインの試験が行われました。各商店街の音響担当者が本部から送られてくる音楽のボリュームを調整や、断線等のトラブルが無いか確かめます。写真は放送本部に設けられた簡単な放送設備。本番はまるでライブ会場かのような機材が沢山並びます。

商店街からトラブル発生の連絡を受け、急いで原因調査に向かいます。この現場では、アンプ後部のボリュームが絞られていました。。。

こうして、松本ぼんぼん当日を迎えます。トラブル無くお祭りが終わりますように…。
（仮設SPの撤収も同じように手間がかかるとのこと。。。）