1度は訪れたい老舗割烹「松本館」太田南海氏プロデュース大広間に感動!
明治43年創業 今の残る松本の老舗「割烹松本館」
1度は訪れてみたい場所のひとつです。
1月に新年会で会食する機会を得ましたので、館内を撮影したものを紹介させて頂きます。
宴会場の大広間「鳳凰の間」の様子を紹介します。登録有形文化財の認定を受けています。
「この座敷は、昭和10年(1935年)4年余の星月を掛け落成を見ましたが、設計、監修、彫刻は国宝善光寺仁王門の仁王を高村光雲・米原雲海と共に彫像した当市出身の彫刻家太田南海氏であります。」
太田南海氏の特別展示が、2018年秋に松本市美術館で開催されました。その時の記事は、こちらです。
滝上がりの鯉
右床柱の滝上がりの鯉は諏訪神社下社祭礼の際に用いられた由緒ある出し飾り山車の飾り(伝立川流三代目和四郎〈江戸末期1820年代〉作)を戴いたものです。
生き生きと彫られた「滝上がりの鯉」躍動感に驚きます。
圧巻の天井絵
天井・障子腰他の絵画は、金子嶺挙画伯(横浜)の作品で約3年八か月松本館に滞在し描かれたものであり、祝いの席にふさわしく天井蛇腹に鶴、障子腰には亀、そして天井中央には〈百花百鳥〉を配しております。
最も有名な天井絵 写真では何度か見たことがありましたが、本物は素晴らしく首が痛くなちゃいます????
障子腰には亀 海の亀と陸の亀がそれぞれ描かれています。
お料理 初春の膳
初春らしいおめでたいお膳が並びました。
松本館の旧館は昭和8年(1933)頃の料亭建築で、長方形平面の2階建部と、平家建ての北西張出部からなっています。2階は南端に階段を設けて他は一室の大広間「鳳凰の間」となっており、地元の彫刻家太田南海の手による床柱や、折上格天井、建具など各所に壮麗な内装を備えています。(松本市HP 登録有形文化財より)
館内
大正13年松本館内に長谷川飛行研究所開設。飛行士の育成や航空宣伝の業務を行う
館内の調度品、家具、お庭どこを見ても素晴らしい!
1階 登録有形文化財「八角堂手洗」
便所棟も、旧館と同時期の建築です。
旧館の南西隅に、渡り廊下を介して接続しています。南側は別棟に接し、庭園に面する北側は西八角形型の平面をなしています。内部外部とも軸部を赤く塗り、格天井とし絵様を描き、壁面上部には中国風の欄間を設けているなど、異国風の四阿を模した建築となっています。(松本市HP 登録有形文化財より)
驚くほど洒落た男性用お手洗い
いつか訪れて見たかった「松本館」さん 噂通りの素晴らしさにまたいつか再訪してみたいです。
ランチタイムや小部屋など利用出来ます。
詳細は、公式サイトをご覧ください。
撮影許可を頂き写真を撮らせて頂きました。スタッフのお顔はNGです。