100円バスに乗って四賀化石館へ!
9月17日(水)
9月16日~23日まで開催中の松本市モビリティウィーク
どこまで行っても100円バス(1部観光路線を除く)に乗り「四賀化石館」へ行って来ました。
松本バスターミナルから始発のバス、9時47分に和泉町から乗車
運転手さんから爽やかな挨拶の言葉をもらいました。
バスは一路四賀を目指してゆったりと進んで行きました。
30分程走ると化石館に到着
料金箱に100円を入れて下車
1階エントランスには、オリジナルグッズや恐竜の絵本も販売されています。
絵本「きょうりゅう」の原画展は、2014年8月2日~31日まで化石館に展示されていました。
絵本の作者のスズキサトル氏も9日と10日に来場され恐竜イラストとサイン会もおこなわれました。
ちょうどこの日は、松本市内にある小学校6年生の児童さんたちの
社会見学がありました。
年間松本市内・近辺から2500名程の小学生が、社会見学で化石館を訪れるそうです。
1階奥の展示室には、「シガマッコウクジラ」のレプリカが展示されています。
本物は、所蔵庫に保管されています。
化石館の職員の方から、「シガマッコウクジラ」と上に吊り下げられている「マッコウクジラ」の違いなどの説明を皆さん熱心にメモを取りながら、聞いています。
シガマッコウクジラの特徴は、歯があること。肉食だったと推測されます。それに対して、マッコウクジラは、歯がなくタコやイカなどを丸飲みしているそうです。
小学生の皆さんは、化石館の近くの保福寺川付近で採集してきた石を職員の方々に一人づつ順番に鑑定してもらっていました。
これは、骨、うろこ、ただの石の表面に太古の生物の証が印されている化石採集は、なんともわくわくする作業です。
【松本市四賀化石館】について
1986年(昭和61)に反町の保福寺川川岸で、地元の小学生が偶然「シガマッコウクジラ」の化石を見つけました。
それから2年後に信州大学の先生を中心とする化石館発掘調査がおこなわれ、
巨大な「シガマッコウクジラ」が保管されるにあたり環太平洋でも2例しかない大発見となりました。
当時の四賀村でこの化石を含めて、村内から採集されたクジラや魚類、植物などの化石を収蔵・展示する目的で、平成元年(1989)に化石館が開設されたそうです。
【開館時間】
午前9時から午後5時まで(入館は4時30分まで)
【休館日】
3月~11月 月曜日(休日の場合その翌日)
12月~2月 平日、年末年始(12月29日~1月3日)
【観覧料】
・個人 大人300円 団体(20名以上)200円
小中学生 150円 団体100円
写真(左)、最近新しく増えた展示に新種のカワハギ化石「シガウスバハギ」があります。
こちらは、2年前に当時京都大学の学生だった宮嶋さんが、発見されたものです。
この8月に宮嶋さんが来館されて、講義と展示解説も開催されたそうです。
最後にモビリティウィークを体験した来年への個人的な提案です。
大人100円、子供が無料の期間に大勢の人にバスに乗ってもらいたい試みです。
バスに乗ることは目的ではなく、あくまでも手段なので、その先にある楽しさを用意してあげるのが大切かと思いました。
週末にバスで街中から化石館に行こうと思っても、便数が平日1日6本が週末は3本
アルピコバス四賀線 時刻表
●平日 始発 (和泉町)9時47分 14時25分
↓ ↑
(化石館)10時16分 14時00分
● なんと休日の帰りは、16時50分までない・・・・
ぜひ来年は、3時間44分 化石館で過ごせる企画があればいいなぁと思います。
そして週末の便も増便されることを願います。
9月23日までアルピコバス100円小学生以下無料です。
この機会にぜひバスに乗って松本の秋を楽しんでください。