自転車で弘法山まで。
自転車の種類:折りたたみ自転車
所要時間:1時間半~2時間
走った日:2008年11月15日
こんにちは。北アルプスが見たくて、空気の澄んだ時間に行こうと思い、朝6時に起きてちょいと弘法山まで行くことにしました。寒かったです。
[駅前出発] [綺麗な満月が出てた。]
簡単にルートを説明しますと、
松本駅→【駅前通り】→市民芸術館→松本市美術館
→県の森[重文]→筑摩神社[重文]→若宮八幡宮[重文]→弘法山古墳[国史]
(アバウトな地図ですので、回る方それぞれで
オリジナルのルートを開拓していただけたらと思います。)
[重文]は[重要文化財]、[国史]は[国史跡]です。
弘法山行く途中にはたくさん歴史あるものがあるので寄ってくことにします。
早朝で人通りの少ない駅前通りを走っていくと、綺麗な建物が二つ。
[松本市民芸術館] [松本市美術館]
です。市民芸術館は知っている人は知っている有名な建築家、伊東豊雄氏が設計したものでサイトウ・キネン・フェスティバルなどの各種イベントが開かれています。美術館は入口の庭に、草間彌生の作品を見ることができます。
さてさて、さらに進んで行くと県の森の手前に、「給水源跡」と書かれた石碑。
[石碑]
これは、かつて駅前から浅間温泉を結んでいた路面電車、松本電鉄浅間温泉線の車両に地下水を利用して給水をしていた場所だそうです。ここでも、松本の地下水の豊かさが見て取れます。
給水源からさらに東へ向かうと丁字路にぶつかり、そこが県の森です。ここは旧制松本高校(現信州大学)の跡地で、本館と講堂が国の重要文化財になっています。昭和48年まで使われたそうです。
[ヒマラヤ杉並木] [旧制松本高校 本館]
ヒマラヤ杉並木は旧制松本高校時代からのシンボルで、定年退職して久しい信州大学卒業だった高校の先生が教えてくくれました。
[薄川]
県の森の交差点を右に曲がって南下し薄川を渡ると、見えてくるのがでかい木々。筑摩神社です。本殿の三間社流造は、当地方最大だそうです。
[参道入口] [柱が四本、三間あるから三間社流造]
お参りして、ふらふらと道祖神さんとかを拝見しながら走っていますと、
[道祖神さんたち]
ちょっとわかりにくいところですが、若宮八幡社があります。
[参道入口] [若宮八幡社本殿]
この本殿は、かつて松本城の鎮守社だったらしく400年以上前のものと考えられているそうです。そんなのが普通に街中にころっとあるもんだから改めて驚かされます。
さてさて。さらに南に進みます。
進みますと春は桜の名所、それ以外は景色のよい丘。史跡になっている弘法山古墳です。最後は、写真のようにものすごい上り坂。心して上りましょう!すると5分もかからないで入口に着きます。
[恐ろしいほどの急坂] [入口]
入口から歩くこと5分。見晴らしの良い前方後方墳の、前方の方だか後方の方だか分りませんが高いほうの「方」に登ることが出来ます。その上から見た写真です↓。ちょっと雲が出ていてアルプスを一望とまでは行きませんでしたが、なかなか綺麗でした!
[真中にあるのが常念岳] [美ヶ原方面]
まとめ。
このルートは大した坂道もなく、1時間半から2時間で回って来れるので、松本城だけじゃなくて、もう少し松本のことを知りたいって人は各施設で無料で貸し出している「すいすいタウン」とかで回ってみてはいかがでしょうか。きっと路地裏とかを通っていくことになると思うので、松本の生活感あふれる一面が見ることができると思います。
ちなみに下の写真は夜に弘法山行った写真です。夜は夜で夜景がきれいなので是非行ってみてはいかがでしょうか??
[弘法山古墳より(1)]
[弘法山古墳より(2)]
[夜も満月がきれいだった]
【市民記者 石川ぽん】