百瀬家庭園を観賞できる和食店「信楽」

2025.3.3
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百瀬家庭園を観賞できる和食店「信楽」

2024年10月31日に平田西にオープンした「庭園お食事処 信楽」
ようやく来店することが出来ました。

信楽

三代澤本寿さんの暖簾が美しい入口
インターホンを押して中に入ります。

信楽

玄関からも素晴らしい!

草間彌生

草間彌生さんの版画をはじめ素晴らしい調度品や絵そして季節がらお雛様が並んでいます。

店内には数々の調度品が展示されています。

江戸時代の石庭を眺めながら食事が出来る贅沢なお店です。

百瀬家庭園

日本庭園に関して全く知識がなく大きな石が並ぶ庭の価値がわかりませんでしたが、
いろいろ教えて頂きとても勉強になりました。
 
江戸中期〜末期に作られた池泉回遊式庭園で昭和の後期たまたま紹介されて来た、
昭和を代表する作庭家・重森三玲氏より
『石を見せる庭で滝口がふたつ江戸時代の末期では珍しく豪快な人が作った庭であり作らせた当主はすごいと』
絶賛されたそうです。
 
その後本来の姿
石を見せる庭として大きな木を切り、崩れた石を手作業で戻し今の姿に蘇ったそうで
庭園の専門書などにも紹介され、松本市の文化財指定特別名勝にも選ばれた名勝の庭園です。
このお庭を目に焼き付けて
今後日本庭園を訪れる機会があれば、じっくり見たいと思いました。
 
百瀬家庭園

 

百瀬家庭園

  • 指定等区分 市特別名勝
  • 指定年月日 平成26年7月25日
  • 種別 庭園
  • 所在地 松本市平田西1-277
  • 所有者 個人
  • 時代区分 江戸時代
 
 
 
百瀬家庭園

松本市HPより

百瀬家庭園は、多くの石を立てて作られている非常に珍しい庭園です。庭園の規模は小さいものの、枯滝(雄滝)を二つも配しており、見る人に力強い印象を与えます。
明治20年代(1887年~1896年)に撮影されたとみられる写真には、うっそうとした庭園が写っており、遅くとも江戸時代後期には作られたと推定されます。また、貞享年間(1684年~1688年)頃に作られたとされる出川の中田氏庭園(県名勝)と比較すると、石の産地や使い方が異なっていることから、百瀬家庭園はそれよりも遅い江戸時代中期以降に作られたとみられ、江戸時代の文献から漏れていることからすれば、江戸時代末期に作られた可能性が高いと考えられます。
大正4年(1915年)に行われた大規模な改修が、昭和44年(1969年)に作庭家・重森三玲の指導で元の姿に戻され、書籍等に紹介されたことから広く知られるようになりました。

この庭園に使われている石は、安山岩、グリーンタフ、ホルンフェルス、花崗閃緑岩で、花崗閃緑岩を除けばいずれも松本付近の石と見られます。最も多い六角形に割れる柱状節理をもつ安山岩は、アルプス公園から島内平瀬地区にかけてと岡田伊深地区に見られ、鉱物組成・組織・粒度の点では伊深地区で産出する伊深石の可能性が高いと考えられます。

信楽

食事メニューは、3種類から選べます。

焼魚御膳 1800円

焼魚・ごま豆腐・サラダ・季節の野菜総菜3種・ご飯・味噌汁・デザート・飲み物

鮭は絶品!季節の野菜で料理された副菜はどれもとても美味しかったです。

焼魚御膳

角煮御膳 1800円

ごはんのおかわり自由のごはんがとても美味しくてビックリしました。伺うとこちらで作っているお米だそうです。

信楽食事

珈琲か紅茶を選べました。

コーヒーとデザート

 

お店は、木金土日営業で11時から16時
予約なくても入れるそうですが、ランチタイムに行かれるなら予約をお勧めします。
 
電話 0263-57-2722