時代を見つめてきた老舗「知新堂」
江戸時代親町3町
と呼ばれるひとつ「本町」のメイン通りにある『知新堂』は陶磁器の専門店です。 1845年(弘化2年)創業ですが、陶磁器を扱い始めたのは戦後からです。創業時は、中町で袋物を扱っていましたが、その後本町に移り、袋物のほかに紙類も扱うようになりました。出版業・印刷業なども『知新社』として行っていたそうです。時代が明治に代わる激動期に、明治5年に長野県下初となる新聞「信飛新聞」を『知新社』から創刊しました。
初代編集長は「市川量造」(天保15年(1844)松本城下の下横田町に生れ、明治4年に藩から下横田町の肝煎・副戸長に任命されています。競売で売却された松本城の保存に尽力したことでも後世に名を残しています。)
紙名を「松本新聞」に改めたころに編集に参画したのが松沢求策で、市川の後を受けて編集長に就任。自由民権運動を全国的に先導するも獄中死。ただし国会開設後には、創業者の窪田畔夫が議員に当選し、松沢の夢をかなえました。
先人たちの故郷の発展に掛けた熱き情熱を次の時代につなげていきたいと思います。(参考文献 有限会社知新堂 PDFより)
江戸から明治そして現在まで、時代を見つめてきた老舗です。
市内は元より海外からも多くのお客様を迎える知新堂さんの店内は、スロープがあり車椅子のお客様もお買いものしやすくバリアフリーになっています。
心遣いもおもてなしのひとつです。
陶磁器、ガラス器、お茶道具、食器豊富な品揃えの中から、ご贈答、内祝、お家遣いなど様々な用途に対応出来ます。観光で訪れるお客様も多いそうです。
茶の湯道具も充実しています。
いわさきちひろさんの陶器コーナーもあります。かわいらしい絵の食器は、見ていてもとても楽しいです。
2018年は、ちひろさん生誕100年の記念の品も置いてあります。
OMF(セイジオザワ マツモトフェスティバル)、イベントなどに合わせた特集コーナー、季節ごとや商品を入れ替えなどもありディスプレイも楽しめます。
ご贈答品、内祝、お家づかいなど様々な用途に対応出来ます。