散歩しながら「北杜夫の『憂行日記』をたどる」展へ
やまびこ道路から女鳥羽川を渡って旭町方面に向かいます。
信州大学附属病院の看板を見ながら、北に進みます。
信州大学の西門から構内に入り、左手の木材が外装の建物が図書館です。
企画展 北杜夫の「憂行日記」をたどる
期間:2022年 8月31日(水)ー10月25日(火)
場所:信州大学 中央図書館
入場無料 学外者は受付シートで申請後、入場が許可されます。
しばらく学外者は図書館に入場できませんでしたが、最近は滞在時間を限って許可しているようです。
展示をしているエリアに行くと、職員向けに展示ツアーをしているところでした。邪魔にならないように端の方から見ていると、その中の方から「よろしければ一緒にいかがですか」と声をかけていただきました。
天体の研究者は星を発見すると、自分の名前をつけるものですが、昆虫の研究者は新種に自分の尊敬する人物の名前を献げるという習慣があるそうです。
展示は多岐に渡り、標本、採集した時のルートや地図、写真、北杜夫自身の著書や関連の書籍などがありました。
見終えて図書館を出ると、黄色味を帯びてきた並木のイチョウのあいだから、午前中の明るい光が差していました。
北杜夫は旧制松本高校で青春時代を過ごした作家です。
戦争の時代の松本の描写もある「楡家の人びと」は、同世代の作家、三島由紀夫や辻邦生から高い評価を得ています。