川のある街~都市デザインツアー
3月8日(金)晴れ 春の足音が聴こえて来ました♪
第1回 都市デザインツアーに参加しました。
案内人の3名
左から都市計画家 倉澤さん いつも女鳥羽川の草刈りをしています。
真ん中は、東京から来た一級建築士・RLA登録ランドスケープアーキテクト 井上 洋司 さん
右の方は、樹木医 横川さん
3名の専門的知識を聞きながら街路樹と水辺を歩きます。
可哀想なナナカマド
突き当りに国宝松本城がある大名町通りの並木
赤い実が可愛らしい「ナナカマド」高所に生える木なので、真夏の暑さはかなり過酷なようです。
ナワテ通り西口交番前のケヤキ
このケヤキが植えられたのは、7.8年程前でした。
冬の寒い夜中に作業しているのをしばらく眺めていました。
大きな穴が重機で掘られケヤキがハンドミキサーでユラユラ揺られ穴の中に入れられました。
樹木医の横川さんは、「この場所は江戸時代総掘り辺りで、水が豊富な場所なのでケヤキは水を欲しがるのでいい場所で、木の状態は悪くないけど苦労はしている」そうです。
交通量が多い場所ですと、空気が悪く乾燥しやすいそうです。
井上さん「このケヤキは、街路樹にするために作られた品種で「武蔵野1号ケヤキ」という名前で
道路に枝が広がらないようにスット上に枝が伸びるように作られています。
また桝形に位置する場所で、緩やかに道が曲がっています。
ここに木があると、アイストップとして目が留まり回遊性を高める効果もあります。」
◆街路樹のライトについての質問
ライトを木に巻き付けると木の体内時計を変えてしまう可能性があります。
緩やかに曲がる道 ナワテ通りと女鳥羽川
ナワテ通りは、1本の縄のように真っ直ぐな道と云われていますが、実は通りの真ん中辺りが膨らんでいて緩やかなカーブを描いています。
井上さんがおしゃるには、昔の道はそのように曲がっているのは、骨格が川で、川のラインに沿っているからだそうです。
人間の設計では、出せない味わいがあります。
川から山を望む
山があるまちは、今自分がどこにいるかがわかる。
上土通り
苔が生えている木の下でしばし説明をお聞きする。
上土通りの冬の並木道は、寂しい~
水路上を行く
松本ホテル花月の間には、片端の総掘りの水を女鳥羽川まで流している古い水路があります。
暗渠になっていますが、1部水路が顔を出しています。
細長い小路は、秘密の通路のようです。なぜか小路の名前は「外濠小路」と言います。
*こちらの「水巡り」の記事と「お堀の水をたどる」ツアーの記事もご覧ください。
辰巳の庭
お殿様の別宅跡 辰巳の庭には、松・コヒガンサクラ・百日紅などが植わっています。
つるんつるんの百日紅の状態を見ながらしばしお話し
外濠小路を歩いているときに民家の玄関前に「蕗の薹」今年初めて見ました!