天然物のたい焼き屋「たい焼きふるさと」さんのお仕事、拝見!

2018.3.2
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天然物のたい焼き屋「たい焼きふるさと」さんのお仕事、拝見!

ナワテ通りにあるたい焼き屋さん、「ふるさと」さんのたい焼きは「天然物」とか「一本焼き」とか呼ばれる特殊な焼き型を使用しているんだそうです。

2017年夏に放送されたあるテレビ番組では、「天然物たい焼き」を求めて全国行脚するカメラマンが、全国の天然物たい焼きのお店を紹介していましたが、なかなかに珍しいもののようです。

確かに「たい焼きふるさと」さんのたい焼きは、頭からしっぽの先まで本当にぎっしりとあんこが詰まっていて手にするとずっしり重い!かねがねその製法が不思議でした。

でも現在こちらのお店はテイクアウトのみで、お店の中もあまり見えないので、焼いている様子も伺い知れません。

 

そこで今回、特別に取材許可をいただき、その製法を見せていただきました!

型に皮の生地を流し込む前の様子

鋳物の鉄でできたずっしりと重たそうな型に油を塗り、地粉・水・卵・砂糖・塩などでできた生地を流し込みます。油が染み込んで使い込まれた型がかっこいいです。

あんこを載せて・・・

 

また生地をかけて・・・

えっ!!閉じちゃうんですか?これだけ?

裏表を返しながら、ガスの火で焼いていきます。

焼き上がりがこちら。なんだか手品みたいです。

型に入れるあんこは棒状なのに、焼き上がりのたい焼きの隅々まであんこが入っています。

簡単に見えますが、うまく焼くには、型の余熱の熱さや生地の流し具合、あんこの量、焼き具合など、細かな技術が必要なんだそうです。

あんこも自家製です。

北海道産小豆で炊くあんこが美味しさの要

大きな鍋で炊いていましたが、忙しい時期は一日に2回炊かないと足りないそうです。

それだけ、あんこをふんだんに入れているともいえますね。

もうひとつの人気メニュー、ウインナーのたい焼きをセットする様子も見せてもらいました。

こっちは生地もたっぷり入るんですね!

このあと、マヨネーズをのせ、さらに生地を上からかけて、あんこと同様に焼いていました。

最後におまけでご紹介

今回取材させてもらった一本焼きのできるまでの様子描いたオリジナル手ぬぐいを販売していました

一本焼きをイラスト化した手ぬぐい