塔のある界隈
旧開智学校は明治時代初期の洋風校舎です。その歴史的意義と美しさで多くの観光客の訪れるところとなっています。
その南側には松本市立開智小学校があります。旧開智学校の校舎にある八角塔を現代風に模した吹き抜け塔が玄関棟にあります。
さて、開智小学校から西に大門沢川の渡り、こまくさ道路に出る交差点(信号名 蟻ヶ崎)のアイアンビルに塔があります。八角形の塔とレトロフューチャーな細部や色彩で存在感のある姿を見せています。
その交差点から松本駅方面に南下する途中、住宅の向こう側に蟻ヶ崎高校の時計塔が見えます。これはほぼ東西南北を向く四角形です。
さらにこまくさ道路を下って最初の交差点(信号名 蟻ヶ崎高校)を松本城方向に左折すると松本聖十字教会の礼拝堂の尖塔が見えてきます。
大門沢川をいつのまにか渡っていました。ちょうど教会の裏あたりから交差点にかけて目立たない橋になっていたのですね。
空が広かった時代、塔は人々が集う目印でした。それぞれの塔の歴史や成り立ち、カタチに表現された意味などを調べたり想像したりして散策するのも楽しいものですね。
この界隈にはテイクアウト専門のサンドイッチ店、うなぎで有名な川魚店、銭湯と喫茶店、高校生に人気のカレーの店などがあり、生活感のある居心地のいい雰囲気を作っています。
【市民記者 たかやなぎ】