⑰旧小穴家住宅 #マツモト建築芸術祭 旧武家地に似合うアート!
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2月21日(火)松本城から北の住宅地北深志は、江戸時代武家地でした。
当時の武家屋敷はほとんど残っていませんが、今ある住宅の数々は当時の佇まいを彷彿させる品のいいお家が多く見られます。
旧小穴家住宅
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時々前を通り素敵な住宅だなぁと思っていたお家に入れるなんて楽しみです。
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旧小穴家住宅
【国登録有形文化財】松本市北深志1-319-1 10:00〜17:00
建築年 主屋:大正時代 離れ:昭和11(1936)年 設計者 不明 施工者 主屋:不明 離れ:大工棟梁 鍛治倉清次郎
元は松本市の伊勢町で商売をしていた人物が建てた住宅を、地域で有力な弁護士であり書家でもあった小穴喜一氏が昭和初期に買取り、晩年まで暮らした。離れは小穴氏が家族の療養用に建てたという。昭和29(1954)年に小穴氏が亡くなった後は、市内の菓子卸売業者が令和2(2020)年まで住宅として使用していた。高齢になり施設へ入所したため空き家となりハウスメーカーに売却予定だったところを、建物の保存利用を強く望む若い弁護士の所有となり、令和4年に主屋・書庫・離れとも国の登録有形文化財指定につながった。
主屋は、生活改善運動によって台頭してきた中廊下式の典型的な間取りである。玄関横の応接室には三角形の特徴的な出窓がある。バンガロー住宅をイメージさせる玄関周りと応接間部分は洋風に造られ、外壁の明るい色のオイルペイントが清々しい。玄関ポーチに面した窓ガラスはヨットの図柄のステンドグラスで、玄関ドアは内開きである。台所は3畳の女中室と合わせてリフォームされているが、大正時代にはガスが引かれ、当時最新式のガスコンロなどが備え付けられていた。
離れは外観を主屋に合わせており、室内は畳敷きだが、造付の棚や廻縁、透かし彫りが可愛らしい天井の換気口など、造作は洋風となっている。(マツモト建築芸術祭公式サイトより)
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鬼頭健吾
昭和52(1977)年、愛知県生まれ。名古屋芸術大学絵画科洋画コース卒業、京都市立芸術大学大学院美術研究科油画専攻修了。平成20~21(2008-2009)年、五島記念文化財団の助成を受けニューヨークに滞在。平成22(2010)年には文化庁新進芸術家海外研修員として2年間ベルリンに滞在し、その後もベルリンにて制作活動を続ける。平成27(2015)年に帰国し、現在は群馬県高崎市在住。京都芸術大学教授を務める。フラフープやシャンプーボトルなど工業製品の現代的なカラフルさと、生命体や宇宙を感じさせるような広がりを融合させた作品で、国内外から高い評価を受ける。(マツモト建築芸術祭公式サイトより)
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昨年に続き2回目の参加 昨年のNTTビル中庭に飾られた作品、ビルの窓に装飾された色とりどりの窓
3回も見に行ったほど大好きな作品でした。
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住宅裏の倉庫
電飾看板が並ぶ
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昨年のNTTビルの夜の展示がとても美しかったので、これはどうしても日が暮れてからも見なくてはいけないと
後日撮影に行きました。
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素敵すぎる車庫!