⑤レストランヒカリヤ#マツモト建築芸術祭 松本冬さんぽ

2023.2.28
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⑤レストランヒカリヤ#マツモト建築芸術祭 松本冬さんぽ

2023年2月26日に終了した「マツモト建築芸術祭」まだ投稿していない会場を投稿していきます。

東町

親町3町のひとつ東町善光寺街道に位置するヒカリヤ かつては、街道筋の旅籠も多くあり賑わっていた通りです。
現在は、国道143号線が走り車の往来が激しい道になっています。

ヒカリヤ

ヒカリヤ

ヒカリヤニシ

【国登録有形文化財】【松本市近代遺産】

松本市大手4丁目7-14 10:00〜17:00 ※水曜定休

建築年 明治20(1887)年 設計者 不明 施工者 不明

明治20(1887)年、名門商家であった平林家により建てられた古民家。屋号の「光屋(ひかるや)」は、当主が現在の安曇野市光地区出身だったことにちなむという。一時は取り壊しが検討されていたが「人が集う場所として建物を生き返らせたい」と、現オーナーが建物を受け継ぐ。世界的に名高い空間設計家の高取邦和氏の指揮で、平成19(2007)年飲食店として再生。母屋をそのまま生かした日本料理の『ヒガシ』、漆喰の蔵をリノベーションしたフレンチの『ニシ』が、中庭を中心に別棟の蔵屋敷で営業する。

旧善光寺街道に面する間口15mに及ぶ蔵屋敷は、切妻造(きりづまづくり)桟瓦葺(さんかわらぶき)。外壁の腰部はなまこ壁、上部は漆喰塗で、道路に面した東側は黒漆喰、他は白漆喰となっている。通りに面した2階には観音扉付きの窓が6か所設けられている。檜材を主とした檜普請(ひのきぶしん)で、江戸時代の高度な木造建築の技術が生かされている。土間の玄関と店舗部分には上質の欅を豊富に使い、奥座敷には柱や造作の檜に加え、床の間に紫檀・黒檀、床脇に欅、長押に鉄刀木と高級材が適切にバランスよく用いられている。

平成22(2010)年、店舗兼主屋と文庫蔵が国の登録有形文化財に指定。平成28(2016)年には、ヒカリヤのニシ、ヒガシともに松本市近代遺産に登録された。(マツモト建築芸術祭公式サイトより)

ヒカリヤニシの店舗を通り抜けて行きます。

ヒカリヤニシ

中庭にある蔵が展示会場となっています。

ヒカリヤ蔵

 

マツモト建築芸術祭

後藤宙 Kanata Goto

平成3(1991)年、東京生まれ。平成30(2018)年 東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了。物の成り立ちやその構造への興味から幾何学や法則性と対峙しつつ、同時に瞬間の閃きや恣意によらない無作為的選択をオブジェクトに織り込む。主なメディアとして糸を使用した立体作品やインスタレーションを制作している。SICF16 スパイラル奨励賞(2015)、Tokyo Midtown Award アート部門グランプリ(2016)など受賞多数。

(マツモト建築芸術祭公式サイトより)

後藤宙2

歴史を重ねた蔵の中に映える幾何学的デザインの美しい作品

 

後藤宙7

ヒカリヤさんは、マツモト建築芸術祭の代表である斎藤さんが経営する店舗のひとつです。
古くて価値のある建築に兼ねてから価値を見出し活用されて来た経緯がマツモト建築芸術祭が生まれたきっかけなのかもしれません。

マツモト建築芸術祭ヒカリヤ