真冬の松本さんぽ 岡宮神社
12月18日 朝薄っすらと雪が積もっていました。昼前にもチラチラと雪が舞っていました。
ちょいとお散歩へと外に出たらあまりの寒さに帰りたくなりました。
頑張って岡宮神社までお散歩
岡宮神社は、松本城築城以前から鎮座する古い社です。
江戸時代には北深志の総鎮守として松本藩歴代藩主から信仰されました。祭神は建御名方命で、現在の本殿は寛文3年(1663年)に藩主・水野忠職(ただもと)が寄進したものです。水野忠職は慶安年間(1648から651)に領内惣検地を行い、その検地台帳は明治時代の地租改正まで使われました。
御拝殿
岡宮神社は、松本城の地鎮祭を行っている神社でもあります。御拝殿の奥には、鏡が置かれています。
大きな欅が冬空にすっと伸びています。
推定樹齢500年以上の欅(ケヤキ)が数十本生い茂り、市街地にありながら、広大な欅群を形成しています。ケヤキの古名を「ツキの木」と言いますが、その名は神様が依りつく聖なる樹木に由来するそうです。また「けやけき木」つまり優れた木を意味するなど、昔の人は、神社にふさわしい聖樹、神様の依り代となりうる御神木として、ケヤキを神聖視してきました。(岡宮神社HPより)
右座相殿神(うざあいどのしん)
御本殿
岡宮神社御本殿 松本市指定重要文化財
御本殿は、松本藩主水野忠職公(水野家二代目)が寛文3年(1663年)改築奉献したものです。南面して建つその規模は、比較的大きな三間社流造りで、銅板葺の屋根、用材には上質のヒノキを使用しています。松本地方としては、数少ない江戸時代初期の建造物で、繁雑な組物や彫刻がなく、総体に直線部分が多く、簡潔な力強さを感じさせます。
神社建築において御本殿は、神様の鎮まる最も神聖な建物です。当神社の御本殿は、瑞垣で囲まれた禁足地に、さらに積み上げた石垣の上に、高床式の堂々たる三間社流造りの構えでそびえ立ちます。仰ぎ見るとき、鎮座する神様に寄せた深い畏敬の念と崇敬の心、そして城下町の益々の繁栄発展を願って受け継がれてきた祈りが伝わってきます。(岡宮神社HPより)
御本殿を隙間から覗いてみますと、木製で作られたと思われるヒトガタナが見えました。
右奥が御本殿ですが、中を見ることは出来ません。
左座相殿神(さざあいどのしん)
手水舎
神輿保存庫
歴史を伝えるものは数多くありますが、元禄3年(1690)に藩主・水野忠直が寄進した神輿は、市の重要文化財に指定されています。
毎年5月4日5日に執り行われる例大祭の時に曳かれます。(担いでいる姿は見たことはなく、軽トラに積まれて巡行されているのを見たことがあります)
だあれもいない岡宮神社は、いつにも増して厳かな雰囲気に包まれゆっくり参拝させて頂きました。