ムロツヨシさん囲み取材 2019.8.30
映画、ドラマ、舞台とジャンルを問わず活躍中のムロツヨシさん。
今回OMF初出演。プロコフィエフ:ピーターと狼で語りで、」中学1年生の子どもたちのための無料公演「子どものための音楽物語」4公演と、オーケストラコンサート“ピーターと狼”に出演しています。
Q:実際にこの舞台に立ってみていかがでしたか?
A:学生さん皆さんに向けてやるのは楽しかったです。僕がいつもやっている演劇っていうのとはまた別で、いつもやっているのは興味のある人がお金を払ってきてくれているので、いろんな反応の学生さんに向けてやるっていう経験はは貴重でしたし初めての空気感でした。
Q:学生さんたちの前でやるっていうことに強い思いはありますか?
A:そうですね、もし自分がやりたいと言っても簡単にできることではないですが、いつか自分の作る演劇や舞台を学生さんたちだけの前でできるような、たとえば学校の体育館でできるようなものを、実は作ってみたい。そのためにも今回お引き受けした。
Q:初めから笑いでつかみをとってましたが
A:笑い取ってました?正直言って、緊張しました。小学生ではなく中学1年生のみなさんがこの朗読劇にどれだけの興味があるのか、またムロツヨシに対する興味がどれくらいあるのか、最初は探り探りやっていました。
Q:演奏はプロの演奏家の方々がやっていますがそこはどうでしたか?
A:これはほんとにやりがいがありますね。何人かお話しさせてもらった。みんな普段海外にいて毎年集まってくるという一流の方がいる中で、自分が朗読ということで語り手として立っているというのは、ありがたいの一言です。聴かせてもらった演奏は素晴らしかったです。ほかの役者にとられないように頑張ります。
Q:語りをする中でキャラクターがたくさん出てきますがどこら辺にムロさんらしさを出していますか?自分に近いキャラクターありますか?
A:今回ピーターの格好をしてピーターをやってますが、その中に出てくる小鳥が、あんな小鳥いないんじゃないかっていう小鳥を今回やってみました。一番自分としたら小鳥が気に入ってるかもしれない。舌足らずの小鳥をやりましたから。物語を作った人たちに怒られないか気にしながらやり切りましたから小鳥が一番気に入ってますね。見る人が見ればまたやってるよって感じです。
Q:松本長期滞在ははじめてということですが、松本の町ですとか、印象はどうでしょうか?
A:居酒屋が好きなもので、居酒屋にいかせていただきました。出だしの馬刺しから突き出しからおいしくいただきました。店員さんがとてもやさしい、松本の皆さんはそっとして飲ませておいてくれる、お客さんもそっとしておいてくれる。楽しいです。あと雨が降らないでいてくれたときは少しランニングもしました。
Q:地方都市でこういう国際音楽祭をやるってことにつてはどうおもいますか?
A:今回参加するまで知らなかった。今日のように学生さんが全員が全員選択しない、劇場へ足を向ける意思がまだ出てこない学生さんたちに向けてやるというのは、一つの興味、選択を生むということなのでいろんなところでやれればいいなぁと思います。自分もしっかり勉強させてもらってと思っています。学生さんたちの記憶の一部に残ってもらえばその選択種の一つの要素になればいいと思います。
Q:学生さんにあらためてこんなところを見てもらいたいというものはありますか?
A:興味のある人はそのままでいいですし、ここを見てほしいってより、こういう世界がある、こういう劇場がある、こういう楽器が、こういう音楽がある、こういう人がいるだけでいいと思います。知らないことをやることをまず体験することが大事だと思う。今の学生さんたちは検索することでネットで何でも知っていろんなことを見れる時代です。情報は検索できる。でも映像なんですね。逆にだからこそ、ライブ、生の人、生の声、生の演奏、生のお芝居を見ることで感じる空気が動くことを経験していただきたいと思います。0~1の1の経験をどこかで提示できればなと。だから、どこを見ても、何を聞いてもいい。(いい話でしたか?もっと褒めてください)
Q:松本は初めてですか?
A:松本は初めてです。野沢温泉は長期でいたので野沢温泉の人たちとは非常に仲がいいです。
駅前の居酒屋や緑町の居酒屋、あがたの森公園に昨日走りに行ってそのあと美術館を散歩しました。楽しんでいます。好きなスナックもできました。山賊焼きはすべてのお店で頂きました。おいしかったです。
Q:ムロさんの中学校の時とかにそういう経験があったのですか?
A:小学校の時に学校でお芝居をしてくれる人が来た。実は学校が、小学校、中学校の時に見せられただけだけど、存在を知ってことで選択の一つになっていた。もちろんお仕事でいろんなお芝居舞台映画の仕事をしていきますが、表現者の一人として、それ以外に学生さんたちに初めての体験できる場所を作ることができればこの仕事、役者を選んだ自分が意味があることだと思っています。
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子どもたちがどんなことを感じて帰っていくのでしょうか。こんな世界がある、という空気を感じていってほしいですね。