マツモト建築芸術祭2024⑥PAUSE- Usa Usa PAUSE- Usa Usa KARMA、SWICH、JAPAN
2月から開催されていた「マツモト建築芸術祭2024」本日最終日となります。
PAUSE- Usa Usa PAUSE- Usa Usa
私は木目込みというテキスタイルを埋め込む技法で制作をしています。
木目込みとは、今から300年前の日本の江戸時代に賀茂別雷神社の宮大工をしていた高橋忠重が、柳筥を作った時の端材を削った人形が木目込み人形の始まりです。日本の家庭では、雛祭りに飾るお雛様が一般的に木目込み人形になっていきました。
身代わりの型を水で流し災厄を祓う風習だったものが、子供の枕元に人形を置いて穢れを移すことへと変わり、現在では飾る事で厄を祓う形へと変化してきたのが木目込み雛人形の成り立ちです。
このように木目込みという技法で作り上げられるものは、神への器から、親から子へ孫へと命を繋げる願いの器へと変化しているように私は感じます。
当初は我が子の生きている証を、娘が着ていた古着を用い、彼女の特徴を誇張した姿勢(PAUSE)のキャラクターで集積させ留めて存在証明していました。親から見るその作品は彼女の過去が一時停止(PAUSE)して一同に集まり、現在の彼女が確かに存在していることを実感でき、目の前にいる彼女と作品を見ることでこの先の彼女を想像することができました。
身につけていたそれぞれの人のストーリーを持つ古着のテキスタイルを使って現代的にアレンジすることで、今を生きる人々の姿を表現し、伝統技法に込められた生命への祈りや願いも重ねて制作しております。(公式サイトより)
藤井フミヤ Fumiya Fuji
KARMA、SWICH、JAPAN
1993年のチェッカーズ解散後、ソロとなった藤井フミヤの最初の活動が「FUMIYART」というCG作品による展覧会であったというのは意外と知られていません。
展覧会は日本全国の他、パリ、ニューヨークにも巡回しましたが、2003年、10年間続いたアート活動に一旦終止符をうちました。そして、2019年より、初期のCG作品の他、油彩、水彩、ボールペン画、切り絵、貼り絵、針金作品など多様な技法による作品も交え、100点以上のデジタルとアナログ作品で構成される展覧会を日本各地の美術館にて開催しています。
今回展示する3点は、初期のCGアートによる作品です。
【未来の宗教画】
聖書のストーリーから想像力だけで描かれたキリスト教の宗教画というものにSF的な魅力を感じて作ったコンピューターグラフィックスの作品。過去と未来の融合、かつ不変的でこれほど想像力をかき立てられるコンセプトは他にはない。モダンな未来聖堂の壁に掛けられるデジタルな宗教画を想像して制作した。デジタル宗教画の制作は、神がかったルネサンス期の画家のような集中力を自分の中に与えてくれた。モニターに映るキリストの視線の向こうに確かな存在を感じ、コンピューターをコネクターにして自分の魂が宇宙までつながっているという不思議な錯覚に陥った。
藤井フミヤ (公式サイトより)
熊野寿哉 Hisaya Kumano
08b パンタレイ
最終日18時よりマウス・オン・ザ・キーズのスペシャルライブ「PointillismⅡ」を行います(入場にはライブチケットが必要です)。
3月24日(日) マウス・オン・ザ・キーズ スペシャルライブ
また来年も開催されることを楽しみにしています。