①信毎メディアガーデン 井村一登 #マツモト建築芸術祭 雪降る夜
2月20日(月)江戸時代の親町3町と呼ばれる一つの「本町」の中心にある信毎メディアガーデン
信濃毎日新聞社の松本本社の社屋が4階5階にあり1階から3階までは、テナントが入っている2018年に出来た新しい街のランドマーク的な存在です。
信毎メディアガーデン
建築年 平成30(2018)年 設計者 株式会社伊東豊雄建築設計事務所 施工者 北野建設株式会社
信濃毎日新聞社新社屋として、長野県出身の世界的建築家、伊藤豊雄氏が設計した。4・5階に新聞社のオフィスが入っているが、全体の6割が一般に開放されており、本町通りに面した前広場や低層階はイベント会場や店舗などのコミュニケーションゾーンになっている。
移転新築にあたりワークショップを行い、市民から出された様々な意見を設計に反映させ、まちなか情報局機能や市民活動の場など公共空間を備えた施設とした。この地の歴史や伝統的なものを蘇らせる形として「櫓」のイメージが採用されたという。誰でも立ち寄れる開放的な空間と3階テラスからの北アルプスの眺望は、まちなかにできた新しい宝である。
外観は西日を和らげるためのルーバーや、上層の窓枠の木を使った格子状の意匠が印象的である。内部はルーバーによる光と影、木の格子や天井の隙間など、全体的にちりばめられたスリットがデザインコンセプトであろうか。
また、太陽光発電の導入や、敷地内に流れる蛇川の湧水を空調に使うなど、省エネルギーや環境問題にも配慮している。(マツモト建築芸術祭公式サイトより)
眺めのいいエスカレーターに乗り2階へ向かいます。
2階テラスに特設会場が出来ていました。
井村一登
平成2(1990)年、京都市生まれ。平成29(2017)年、東京芸術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了。ハーフミラー、球体鏡、LED などを用いて視覚や認識にかかわる光学的作品を手掛ける。近年は鏡の歴史とルッキズムに関心を寄せ、鏡の素材・技法を再構成し「自分が映らない」鏡を制作している。
主な個展に、『井村一登 展 mirrorrim』(日本橋三越本店コンテンポラリーギャラリー、東京/2021)。「NONIO ART WAVE AWARD 2021」審査員特別賞名和晃平賞受賞。(マツモト建築芸術祭公式サイトより)
昨年は、井村一登さんの作品はまつもと市民芸術館の大きな階段に展示されていました。
昨年のブログは、こちらをご覧ください。
壺の中に入れて温度を上げ、その後冷やした後壺を壊して出来た作品だそうです。
段階を経て最後に磨きあがられ成形され、美しい容器となりました。
美しい自然の鉱物のような完成度の高さに驚きます。
会場はテラスに大きな箱を作り、隙間から光が差し込み風が入ってきます。当日外は雪が降り始めていてチラチラと雪が舞っていました。
1階
1階では、ワークショップで作られた作品が吊るされていました。
中島崇さんワークショップ
ワークショップ参加者の作品展示
外に出ると雪でした。