#マツモト建築芸術祭13 かわかみ建築設計室④

2022.2.11
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#マツモト建築芸術祭13 かわかみ建築設計室④

東町から山家小路を東に行き、鍛冶町の突き当たりの右にあるレトロ建築「かわかみ建築設計室」
大正14年(1925年)に建てられ、国の重要文化財・旧開智学校を建てた棟梁(とうりょう)・立石清重の弟子に当たる地元の佐野貞 治郎が棟梁として仕切り、昭和の終わりには閉院した旧松岡病院を、平成7(1995)年に再生しています。
外観は、石造りに似せた洗い出しになってレリーフが美しいです。

かわかみ建築設計室入口

【国登録有形文化財】【松本市近代遺産】

松本市大手5丁目1-3
11:00〜17:00 建築年 大正14(1925)年
設計者 筒井組工務店 施工者 同上、佐野貞治郎(大工棟梁)

「大正13年建立」との棟札が残る、医院併用住宅。大工棟梁は松本市内で洋風建築を何軒か手掛けている佐野貞治郎である。「設計 筒井組工務店」と書かれた図面も残されており、施工も筒井組工務店であると思われる。医者である施主の松岡伊三郎は第8代松本市長の兄であり、施工者の筒井組工務店の社長は第7代市長の父である。

木造2階建てで、ファサード(正面)だけでなく4面とも洋風に仕上げた看板建築であり、少し引いて見上げるとパラペット(屋上胸壁)の上に青い瓦屋根を確認できる。縦長の上げ下げ窓を上下階で揃えて配し縦のラインを強調したデザインや、入口ドア上部の花と幾何学模様のステンドグラスなどが、アールヌーボーを感じさせる。石積みをモチーフとした目地を入れた洗い出し仕上げの外壁に、メダリオンなどの装飾がプロポーション良く配され、意匠性の高さがうかがえる。

昭和50年代まで『松岡医院』として使われていたが、維持管理の問題で解体の相談を受けた建築士が壊すのは忍びないと、自ら借り、その後買い取って建築設計事務所として活用している。令和3(2021)年、国の登録有形文化財に指定。平成28(2016)年には、松本市近代遺産に登録されている。

(マツモト建築芸術祭公式サイトより)

かわかみ建築設計室玄関

昔の医院の名残りをそのまま残された玄関と受付 靴を脱いで上がると、案内の方が資料と見学場所を教えてくださいました。

部屋に入ると木箱が、無造作に置かれていました。

ロッテ・ライオン

ロッテ・ライオン Lotte Lyon

昭和45(1970)年、オーストリア・グラーツ生まれ。ウィーンとベルリンにて彫刻を学び、現在はウィーンにて制作。日常的な素材を用いたミニマムな彫刻を特徴とする。ヨーロッパを中心に展示を続けているが、平成18(2006)年以降は日本でもいくつかのコラボレーションがある。

近年の主な個展に、『Hard Opening』(MAG3、オーストリア/2021)、『Acht Grad』(Kluckyland、 オーストリア/2019)、『Coffee Table Book』(rauminhalt_harald bichler、オーストリア/2018)、『Über die Künstlerin』(ICON GALERIE、オーストリア/2017)など。(マツモト建築芸術祭公式サイトより)

ロッテ・ライオン
Lotte Lyon

2階へ 20数年ぶりに中を見学させて頂きました。

かわかみ建築設計室1階廊下

2階

2階和室

2階の和室には、街づくりの資料や写真などが展示されていました。
かわかみ建築設計室は、街づくりの拠点となっているスペースです。

2階和室2

 

2階廊下と洋室

マツモト建築芸術祭の魅力は、建物とアートがコラボして新しい魅力を生み出しています。

いろんな魅力がありますが、あらためて建築自体の価値を再確認出来る機会を頂いたように思います。
ここかわかみ建築設計室は、床も柱も隅々まで綺麗に磨かれ古い建物を受け継ぎ大事に活用されていることに感動しました。
ちょうど川上さんにもお会い出来たので、本当に素晴らしいですとお伝え出来きました。

裏町界隈の「まつもと湧水巡り「女鳥羽の泉」善哉酒造の井戸 東町~鍛冶町~餌差町」記事もご覧ください。

池上邸 土蔵②に続く・・