松本郵便局発祥の地

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  • 郵便局発祥の地脚夫の銅像
  • 松本郵便局発祥の地 脚夫の銅像と書状集箱

松本ではじめて郵便局が設置された場所です。
説明の碑、脚夫の銅像、当時の“書状集箱”をモチーフにしたポストが設置されています。

以下は碑に刻まれた説明

松本郵便局発祥の地
現在地は松本に初めて郵便局が設置された問屋倉科屋敷跡である
明治の世となりそれまで飛脚仲間によって運ばれていた信書をより速くより確実に送達するため官営の郵便制度が定められ全国ネットが組織された
明治五年(1872)七月一日「松本郵便役所」が松本本町五丁目百九十一番の倉科七郎宅に設けられて取扱いが始まった これが松本における 郵便局の初めである 切手をはって書状集箱(原型は木製)へ投かんされた手紙は、ブロンズ像のようないでたちの「脚夫」が郵便行李を肩に定められた線路にしたがって脚力で逓送する 後には軽快に作られた枠車に積んで走る人車送や馬車送もあった 明治六年の資料によれば松本から東京まで書状一通の切手代は二銭(七五グラムまで) 所用日数は六日であった
初代の松本郵便役所取扱人(局長)となった倉科氏は天正年代から江戸時代を通じて問屋職兼本町の大名主を勤めた家柄で 町役人の筆頭として城下町を差配した 家屋敷は町人地随一を誇る大構で二十七間間口と広くまた少し南の「袖留橋」際には維新前まで松本藩の高札場があった 本町五丁目は「善光寺街道」と呼ばれる往還で 旅人や荷馬 荷牛が賑わう目抜き通りであった 松本市は昭和六十二年四月全国に先駆けて「郵トピア構想モデル都市」に指定された そこで「松本郵便局発祥の地」を顕彰し記念とした 平成二年四月二十日

*手話での紹介動画はこちらをご覧ください。

住所
〒390-0815 長野県松本市深志2丁目 県道295号線
アクセス
徒歩
JR松本駅から徒歩6分
2019.10.30 ※経年変化により、記事の内容と現在の状況は異なる場合があります