盛泉寺は、ご本尊に釈迦牟尼仏を戴く曹洞宗の禅寺です。
天文二十一年(一五五二年)神林領主 常和泉守公の菩提寺として開基され、松本・瑞松寺の第二世 柏鷹正庭大和尚により開山され、創建当初は「常泉寺」と号しておりましたが「寺が盛んになるように」との想いから、寛文十年(一六七〇年)「盛泉寺」と改められました。
波田の南西、上波田・水沢地区には江戸末期頃まで、七堂伽藍を備え「信濃日光」と称された真言宗の寺院「若澤寺」がありましたが、明治時代初期の廃仏毀釈により、水澤観音堂をはじめとした若澤寺にゆかりの品々を多数受け継いでます。
信濃三十三観音霊場の第25番札所でもあり、シダレザクラの名所としても有名です。