曹洞宗の寺院で、信濃国守護の小笠原氏の菩提寺として嘉吉元年(室町時代1441年)小笠原正康が開基家です。応仁の乱が勃発する戦国時代に平地の井川からこの東山山嶺の林に山城(林城)を築城し、その南の地に開創しました。ここには大阪夏の陣で散った「秀政・忠脩(ただなが)」父子の墓碑や御霊屋(みたまや)などの霊廟があり、松本市特別史跡となっています。
参道は推定樹齢約400年の欅(けやき)と、春には山吹が咲き鶯の声が満ちあふれる環境です。周辺には、千鹿頭神社や林小城、林藤助屋敷跡・兎田などの史跡にも恵まれています。さらに鐘楼からのアルプスの展望は一見の価値ありです。