大日堂
天文20年(1551)ころ小笠原長時がここに戦勝を祈願したと伝えられるので、この頃には存在していたと思われる。
歴史年表に、」「天文二〇年小笠原長時、村上義清の授けにより武田晴信の兵を野々宮に破る」とある。
堂内には鎌倉・室町期の大日如来座像・不動明王像二体・毘沙門天等が安置され、大日如来像は逸品と鑑定されている。
室町時代の作と見られ賢忠寺に納められていたものが廃仏毀釈後ここに納められたのではないかとの推測もある
道祖神
二つとも神号碑で、建立は安政六年乙未正月(一八五九)とある。
大きい方は高さ七〇cm、幅五十cmで、碑の裏側には男子性器が刻まれいる珍しい碑である。小さな方は高さ、幅ともに五十cmの円形で、文字は浅い彫りながら風格があり、文字の範囲には神札とみられる輪郭が彫られている。