能登デモクラシー
8月23日 10時30分
松本市エムウイング6階ホール
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監督 五百旗頭幸男
2025年製作/101分/配給:東風
「はりぼて」「裸のムラ」といった政治ドキュメンタリー作品を手がけてきた五百旗頭幸男監督が、能登半島の中央に位置する石川県穴水町を取材したドキュメンタリー。
人口が7000人を下回り、若者と高齢者の数がともに減りゆく「人口減少の最終段階」に入った石川県穴水町。元中学校教諭の滝井元之さんは2020年から手書きの新聞「紡ぐ」を発行し、利益誘導型の政策や町の未来に警鐘を鳴らし続けてきた。五百旗頭監督ら石川テレビのクルーたちは、市井からのまなざしにローカルメディアの存在意義を重ねながら、惰性と忖度がはびこる役場と町議会のいびつな関係を浮き彫りにしていく。
そして2024年の元日、能登半島地震が発生。カメラは思わぬ事態に見舞われた町と人々の営みをつぶさに見つめる。やがて五百旗頭監督は、まことしやかに囁かれる穴水町最大のタブーに切り込んでいく。
黒川の女たち
8月24日 10時30分
松本市エムウイング6階ホール
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アフタートーク
松原文枝監督
寺沢秀文さん
(満蒙開拓平和祈念館 館長)
監督: 松原文枝 2025年製作/99分/G/日本 配給:太秦
80 年前の戦時下、中国はるか満洲の地に渡った満蒙開拓団。日本の敗戦が色濃くなる中で、
ソ連軍が侵攻。守ってくれるはずの関東軍は敗走し、開拓団は過酷な状況に追い込まれた。
その最後は集団自決を選択した開拓団もあれば逃避行中に行き倒れた者も多かった。
岐阜県の黒川開拓団は、生きて日本に帰るために、敵であるソ連軍に、助けを求めた。その見返りに若き女性たちを性の相手として差し出したのだ。 帰国後、女性たちを待ち受けてたのは、労いどころか謂れのない差別と偏見だった。
心に傷を負った女性たちの声はかき消され、この事実は長年伏せられてきた。
だが、黒川の女性たちは手を携えた。
女性の尊厳を守るため、そして犠牲の史実を封印させないために――。