デリカテッセン4kレストア
4月28日(月) 19:30
まつもと市民芸術館小ホール
下記から前売券お求めになれますhttps://teket.jp/1841/48638
1991年製作/100分/フランス
配給:Diggin’ ※DCP 2K上映
(C)1991 STUDIOCANAL
「アメリ」の大ヒットで知られるジャン=ピエール・ジュネが、盟友のマルク・キャロとの共同監督で1991年に発表した長編デビュー作。CMやミュージックビデオ、短編映画を手がけてきたジュネ&キャロによる、独創的な世界観の中で繰り広げられるブラックコメディ。
核戦争により荒廃した近未来のパリ。元ピエロの青年ルイゾンは、職を求めてある精肉店(デリカテッセン)にやってくる。アパート兼店舗の建物のなんでも屋として雇われたルイゾンは、住み込みで働き始め、一癖も二癖もあるアパートの住人たちと過ごす日々を送る。しかし、店の主人には、ルイゾンのような流れ者を殺しては肉にして売っているという、恐ろしい秘密があった。主人の娘ジュリーは、心優しいルイゾンに好意を抱き、父の魔の手から彼を救おうとするのだが……。セザール賞で脚本賞、新人監督作品賞、編集賞、美術賞の4部門を受賞し、シッチェス・カタロニア国際映画祭では監督賞、男優賞なども受賞。日本でも東京国際映画祭ヤングシネマ・コンペティション金賞を受賞するなど、各国で高い評価を得た。
逃走
4月29日(火 祝) 12:30
まつもと市民芸術館小ホール
足立正生監督アフタートーク予定
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監督 脚本: 足立正生
出演:古舘寛治 杉田雷麟 中村映里子
2025年製作/110分 配給:太秦
(C)「逃走」制作プロジェクト2025
「赤軍 PFLP 世界戦争宣言」の足立正生が監督・脚本を手がけ、半世紀におよぶ逃亡生活の末に病死した東アジア反日武装戦線の元メンバー・桐島聡を描いたドラマ。元日本赤軍メンバーという経歴を持つ足立監督が、自身の半生と重ねあわせながら、桐島の苦悩と決意を描きだす。
社会運動が高揚していた1970年代の日本。新左翼過激派集団である東アジア反日武装戦線「さそり」のメンバー・桐島聡は、重要指名手配され逃亡の日々を送っていた。いつ逮捕されるかわからない緊張感のなかで日雇い仕事を転々とし、やがて「内田洋」という偽名で神奈川県藤沢市の工務店に住み込みで働くように。1960~70年代のブルースやロックを好む彼は、近所のライブバーに通い趣味を楽しむ一方で、かつての仲間たちの姿を思い浮かべては日本社会の欺瞞や凋落を見つめ続けていた。2024年、70歳となった彼は末期がんと診断され、病院のベッドで生死の狭間をさまよう。
バッドランズ
4月29日(火 祝)
①10:30 ②16:00
まつもと市民芸術館小ホール
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監督テレンス・マリック
出演マーティン・シーン シシー・スペイセク ウォーレン・ウォーツ
1973年製作/94分/アメリカ/DCP
配給:コピアポア・フィルム
アメリカ国立フィルム登録簿に記載されるなど、今やアメリカ映画史上の最重要作の一本と見なされている。
「天国の日々」「シン・レッド・ライン」のテレンス・マリック監督が1973年に発表した長編初監督作。1950年代末にアメリカで実際に起きた連続殺人事件を題材に、無計画な犯罪を重ねる若い男女の逃避行を、鮮烈かつ詩情ゆたかな映像で描きだす。
1959年、サウスダコタ州の小さな町。学校ではあまり目立たない15歳の少女ホリーは、ゴミ収集作業員の青年キットと出会い恋に落ちる。しかし交際を認めないホリーの父親をキットが射殺したことから、2人は当てのない逃避行の旅に出る。ツリーハウスで気ままに暮らしたり、金持ちの屋敷に押し入ったりと、無軌道な日々を送る2人。次々と人を殺していくキットの姿を、ただ見つめるだけのホリーだったが……。