ワン・ビン監督作品 『青春』全作上映
会場 松本市エムウイング
※各作品独立しています。全作ご覧にならなくても楽しめます。
7月6日(日) 一挙上映
第1部 ―春― 10時~ 第2部 ―苦― 14時~ 第3部 ―帰―18時15分
7月21日 (月 祝) 新作2本上映
第2部 ―苦― 10時30分
第3部 ―帰― 14時45分
上海を中心に、大河・長江の下流一帯に広がり、中国の高度経済成長を支えてきた長江デルタ地域。織里という町の衣料品工場で働く10代後半から20代の名もなき若者たちにカメラを向け、彼らの労働と日常を記録する。
2023年・第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品されたほか、第60回金馬奨で最優秀ドキュメンタリー賞、第49回ロサンゼルス映画批評家協会賞でエクスペリメンタル賞を受賞した。
2023年製作/215分/フランス・ルクセンブルク・オランダ合作
配給:ムヴィオラ
第1部「青春」に続き、長江デルタ地域の街・織里の縫製工場で働く若者たちの労働と日常を通して、同じ中国人でも都市部に住む人々は知らない、ひとつの世代の運命を浮かびあがらせていく。子ども服の街として知られる織里の縫製工場。ユンはミスを繰り返して仲間から呆れられ、もう働きたくない。ワンシャンは帳簿をなくしてしまい、社長に賃金は払えないと言われる。別の工場では、社長が全財産を持ち逃げしてしまった。やがて若者たちは春節を祝うため、それぞれの故郷へと帰っていく。
2024年製作/226分/フランス・ルクセンブルク・オランダ合作
配給:ムヴィオラ
前2作に続いて若き出稼ぎ労働者たちの日常を記録し、同じ中国人でも都市部に住む人々は知らない、ひとつの世代の運命を浮かびあがらせていく。春節の休暇が近づき閑散とする織里の縫製工場。わずかに残っていた労働者たちも、それぞれの故郷で春節を祝うため帰省する。休暇中に結婚式を挙げる者もいるが、故郷には仕事がない。ミンイェンの故郷である雲南は寒く、家の中にいても手がかじかんでしまう。やがて休暇が終わり、労働者たちは工場に戻ってくる。新たに雇われた若い世代の出稼ぎ労働者たちも加わり、工場には少年少女の幼い声が響く。
2024年製作/152分/フランス・ルクセンブルク・オランダ合作
配給:ムヴィオラ