「夏休みの映画館」は、地域に暮らす子どもたち(小学生~高校生、大学生)が、
夏休みに、ミニシアターやコミュニティシネマを訪れ、多様な映画と初めての映画館
に出会う、未来の観客を育てる 1 週間の上映プログラムです。
横浜、高崎、大阪、神戸、熊本、鹿児島、そして松本の全国 7 会場で実施します。
今年は、サイレント映画の活弁・演奏付上映やチェロ・ミニコンサートなどのラ
イブイベントや、多彩なゲスト人によるトークを実施します。
さらに、ミニシアターを応援する関西の学生グループ「映画チア部」が企画に協力、
夏休みの映画館を盛り上げます!
大型のシネマコンプレックスでは味わえない映画の奥深さと醍醐味を、夏休みの
貴重な体験にしていただきたいと思います。
準備に時間がかかってしまい、広報の時間が限られております。
どうぞ情報の周知にご協力くださいませ。
主催:松本 CINEMA セレクト
(企画の問い合わせはこちらへ! 0263-98-4928)
共催:松本市波田文化センター
1日目
映画のはじまり、はじまり。
サイレント映画をライブ(活弁・演奏付)で楽しもう!
7月24日[日] 10:30
まつもと市民芸術館小ホール
当日券のみ 大学生以下500円
他1000円均一
活動写真弁士:片岡一郎
楽師 ピアノ伴奏:上屋安由美
月世界旅行
1902年/13分/フランス 監督:ジョルジュ・メリエス
人間が月に行ったらどうなるのか? 無声映画時代の人たちはこんな風に考えました
ローレル&ハーディの山羊の失恋
1929年/21分/アメリカ 監督:ルイス・R・フォスター 出演:スタン・ローレル、オリバー・ハーディ
やせっぽちのローレルと太っちょのハーディ。日本では「極楽コンビ」と呼ばれて人気を博しました。ローレルをどこまでも追いかけるヤギが主演のドラマチックな物語!
文福茶釜 1928年/8分/ 日本 監督:村田安司 アニメーション
茶釜に化けたたぬきのお話。村田安司の切り紙アニメーションで。
豹はかうして斑になった 8分
ヒョウの体にはどうして黒い点が付いているの? このアニメで解決です
浦島太郎 7分 詳細無名
2日目
宮沢賢治の童話を高畑勲監督が映画化、スタッフが5年がかりでつくり上げた、日本アニメーション珠玉の名作!
セロ弾きのゴーシュ
7月30日【土】10:00~
松本市波田文化センターACT HALL
63分 1982/日本 監督・脚本:高畑勲 原作:宮沢賢治
小さな町の楽団でチェロ(セロ)を弾くゴーシュ。うまく弾けず、楽長に怒られてばかり。そんなある日、ゴーシュの家にねこがやってきて演奏をきかせてほしいとリクエストします。それから、夜になると、かっこう、子だぬき、野ネズミの母子が次々にやってきて…ゴーシュは少しずつ変わりはじめます。
★上映の前には、セロ(チェロ)のミニコンサート!
出演:村上曜
松本市在住。チェロを田中賢治、中山由佳里、マイラ・ショーヒン、ロウリ・ブレイ
ク各氏に師事。英国王立音楽検定ディプロマ(チェロ演奏)を取得。京都大学、グラスゴー大学卒。
3日目
マレーシア、さまざまな民族、宗教、言語が行き交う町で生きる高校生。
恋する歓び、友への想いは、民族の違いも宗教の違いも越えてゆく!
タレンタイム~優しい歌
8月2日【火】13:30~
松本市波田文化センターACT HALL
115分 2009/マレーシア 監督:ヤスミン・アフマド
ある高校で、音楽コンクール“タレンタイム”が開催される。ピアノの上手な女子学生ムルーは耳の聞こえないインド系のマヘシュに恋をする。二胡を演奏する優等生カーホウ、成績優秀で歌もギターも上手なハフィズ…。マレー系、インド系、中国系…民族や宗教、言葉の違いによる葛藤を抱えながら、彼らは「タレンタイム」当日を迎える……。★配信トークゲスト
杉野希妃さん(俳優・監督・プロデューサー)
2009年に急逝したヤスミン・アフマド。アフマド監督の映画を愛する杉野希妃さんはプロデューサーとして日本でアフマド監督の映画『ワスレナグサ』を撮る企画を進めていました。
4日目
とどいてほしい、ひとりの少女が紡いだ言葉。あなたが知らない、沖縄の明るさの向こう側。
『ちむぐりさ 菜の花の沖縄日記』
8月3日【水】13:30~
松本市波田文化センターACT HALL
106分 2019/日本 監督:平良いずみ ドキュメンタリー
―ちむぐりさ―あなたが悲しいと、私も悲しい。―-
能登半島で生まれ育った坂本菜の花さん、15歳。ひとりで沖縄にやってきた。フリースクール「珊瑚舎スコーレ」で戦争のため学校に通えなかったお年寄りと出会い、次々に起こる基地から派生する事件や事故を見る。そんな日々を故郷の新聞に書き続けた。自分の目で見て感じることを大切に、自分にできることを考え続けた旅物語。
★トークゲスト 平良いずみ監督
5日目
夏休みにみたい!“美しい潮騒のミュージカル”!
夜明け告げるルーのうた
8月4日【木】13:30~
松本市波田文化センターACT HALL
107分 2017/日本 監督:湯浅政明
両親が離婚して海辺の町・日無町(ルビ:ひなしちょう)にやってきた中学生の少年・カイ。学校にもなじめず、ただひとつ打ち込めるのは音楽をつくること。そんなカイのもとに音楽が大好きな人魚のルーが現れた。無邪気に歌い踊るルー。次第にカイは心を開いていく。しかし、大人たちはルーを利用しようとし、町は大きな危機に陥ることに‥。カイは心からの叫びでルーと町を救うことができるのか!アヌシー国際アニメーション映画祭長編部門で最高賞を受賞した傑作!
主催・企画運営:NPO法人松本CINEMAセレクト
共催:一般財団法人松本市芸術文化振興財団
横浜シネマジャック&ベティ/シネマテークたかさき/シネ・ヌーヴォ/元町映画館/DENKIKAN/ガーデンズシネマ/コミュニティシネマセンター
企画協力:映画チア部、SAVE the CINEMA 協力:ミニシアターパーク
鑑賞ノート作成:「こどもと映画」プログラム・ワーキンググループ
後援:松本市/松本市教育委員会
文化庁「ARTS for the future!」補助対象事業