平成22年度から継続して行ってきた「殿村遺跡とその時代」も今年で9度目となります。
今回はこれまでの調査の報告会にくわえ、仏教史をふまえたうえでの信州の古代山寺の動向と殿村遺跡のかかわりなどについて、古代・中世の寺院研究の第一人者である京都国立博物館名誉館員久保智康氏による講演会を開催します
全国の事例にくわしい先生のお話が聞けるまたとない機会ですので、ぜひご参加ください。
ログラム
午後1時 | 開会・あいさつ |
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1時10分~1時50分 | 報告「殿村遺跡と虚空蔵山の宗教空間」 松本市教育委員会文化財課課長補佐 竹原学 |
1時50分~2時 | 休憩 |
2時~3時30分 | 講演会「殿村遺跡とその時代-古代・中世の山と寺社」 京都国立博物館名誉館員・久保智康 氏 |
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3時30分~3時40分 | 質疑応答 |
3時40分 | 閉会 |
講師紹介
久保智康氏
1958年、福井県生まれ
福井県立博物館学芸員、京都国立博物館研究員を経て、現在は叡山学院教授、京都国立博物館名誉館員、天台宗窓安寺住職をつとめる。
【専門】
東アジアの金属工芸を中心とする工芸史・考古学
【主要図書】
『日本の古代山寺』 高志書院 2016年
『もっと知りたい仁和寺の歴史』 東京美術 2017年
「宗教空間としての山寺と社-古代出雲を例に-」 『季刊考古学』121号 2012年