本発掘調査地は、松本城の三の丸という場所にあたり、江戸時代の絵図には武家屋敷や土塁、外堀と総堀を結ぶ水路などが描かれています。 平成28年度から調査しており、今年度の調査では、土塁の裾に沿って設置された200本超の杭が見つかりました。これらの杭は主に外敵の進入を阻むためのもので、松本城が軍事的要塞であった一端をみることができます。
さらに、一昨年から調査を続けている石組水路からは、新たに水路の底面に板材を敷いた箇所が見つかりました。水路の他の地点にこのような仕掛けは見られす、江戸期に堀の水位調整という重要な役割を果たしてきた施設の全体像が徐々に明らかになってきました。 当日はこれらの遺構説明の他、出土遺物の展示も行います。
松本城に興味のある方、発掘現場を見てみたいという方など、皆さまぜひお越しください!
申込方法・参加費
事前申し込み不要・参加無料
内容
開会・主催者あいさつ
調査担当者による遺構や出土遺物の説明
午後2時30分
閉会
その他
- 現場には駐車場がございませんので、お越しの際は公共交通機関等をご利用ください。