平成31年(2019年)2月、松本を代表する戦国時代の山城の一つ林小城が国史跡に追加指定され、中世の信濃守護小笠原氏の居城である井川城跡・林大城・林小城の3城の指定が完了しました。
今回は、その小笠原氏城跡の国史跡指定を記念して、講演会・対談、現地講座、企画展の3つのイベントを開催します。
松本城へとつながる小笠原氏や地域の武家の足跡を示す、室町時代から戦国時代の特色ある城郭とその魅力をたっぷり知ることができますので、みなさまお誘い合ってお越しください!
秋でも飽きない山城ばなし、楽しいですよ!
井川城跡↓ 林大城・林小城↓
山城ってなにかしら?
という方は、以下の「松本の山城」のページで詳しい解説がありますので、クリックしてご覧ください。
講演会・対談「小笠原氏城跡と魅力あふれる松本の山城」 (事前申し込みが必要です。)
中井 均 先生 春風亭 昇太 師匠
第1部 講演会「小笠原氏城跡と松本の山城の魅力」
城郭考古学の第一人者である中井均先生(滋賀県立大学教授)が、小笠原氏城跡の価値を全国的視野から語ります。
第2部 対談「小笠原氏城跡と城のまち松本の魅力」
お城博士の中井先生と、テレビでおなじみ城好き噺家・春風亭昇太師匠が、松本の山城の魅力をアツく語り合います。
講師プロフィール
中井 均(なかい ひとし)
1955年大阪府生まれ。考古学者。
専門は中・近世城館遺跡、近世大名墓。
滋賀県立大学教授。NPO法人城郭遺産による街づくり協議会理事長。
織豊期城郭研究会代表。大名墓研究会代表。
春風亭 昇太(しゅんぷうてい しょうた)
1959年静岡県生まれ。
東海大学文学部史学科日本史課程入学。
中退後、春風亭柳昇に入門。
公益社団法人落語芸術協会会長。
「国宝松本城を世界遺産に」トークショー(平成29年)に出演。
定員
600名(全席指定、車いす席4席あり)
なお、事前申し込みによる参加希望者数が600名を超えた場合は抽選となります。ご了承ください。
申し込み方法
この講演会・対談は、往復はがきによる事前申し込みが必ず必要です。
(当日会場での参加申し込みはできません。)
往復はがきの書き方
往復はがき 記入例
往復はがきの往信に書くこと
あて先は
「〒390-0823 松本市中山3738-1 松本市文化財課 史跡整備担当」
とご記入ください。
通信面には、以下のことをご記入ください。
(1)講演会名
(2)参加希望者のお名前(2名まで可)
(3)申し込んだ方の連絡先のご住所・電話番号
(4)車いす席希望の場合、必ずその旨を記入
往復はがきの返信に書くこと
あて先は、申し込んだ方のご住所・お名前をご記入ください。
通信面には、何も記入をしないでください。
(文化財課で、参加決定または抽選による当落を印刷して、申し込みされた方に返送します。)
申し込み期間
8月8日(木曜日)から8月30日(金曜日)まで
締め切り当日消印有効です。
申し込むことができる枚数
往復はがきは、1人1枚のみ(2名まで)申し込みできます。
抽選について
- 事前申し込みによる参加希望者数が600名を超えた場合は抽選となります。
- 抽選は、申し込み締め切り日(8月30日)の後に行い、当選・落選の連絡(返信はがき)は9月中に郵送します。
- 当選の返信はがきには、講演会・対談に参加する際の注意事項等が記載されておりますので、大切に保管してください。
桐原城跡
埴原城跡
山家城跡
現地講座「歩いて体感・林城」(事前申し込みが必要です。)
- 開催日 令和元年(2019年)10月26日(土曜日)
- 会場 林大城
- 内容 戦国時代の小笠原氏本城である林城を、中井均先生のご案内で歩きます。
- 定員 70名
- 参加料 無料
申し込み方法など、詳しい内容は、8月末にウェブサイトと広報まつもと9月号でお知らせする予定ですので、いましばらくお待ちください。
企画展「井川から林へ~信濃守護小笠原氏と城の移り変わり~」
- 開催期間 令和元年(2019年)10月19日(土曜日)から11月17日(日曜日)まで
- 会場 松本市時計博物館
- 内容 信濃守護小笠原氏の足跡を、城跡と出土資料からたどります。
- 主な展示資料 井川城跡出土品、林山腰遺跡出土品
- 企画展観覧料 無料(ただし、時計博物館常設展も見る場合は別途入館料が必要)
企画展の詳しい内容は、9月末にウェブサイトと広報まつもと10月号でお知らせする予定ですので、いましばらくお待ちください。
瀬戸産のやきもの
林山腰遺跡で見つかった建物跡